山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

最近行ったライブ/山中千尋、塩谷哲、寺井尚子、T−スクェア野音


ここ最近、毎週のように週末のライブ取材が入っています。とりあえず誰のに行ったかだけ簡単にメモ。すべてジャズジャパンのご依頼です。

ジャズジャパン10月売りの号

JAZZ JAPAN (ジャズジャパン) Vol.39

JAZZ JAPAN (ジャズジャパン) Vol.39

9月23日 山中千尋ニューヨークトリオ 渋谷さくらホール

山中さん予想以上にテクニシャンでした。女性なのでパワーに限界もあるところを、楽器の性能を最大限に生かしてうまく音量を出していたのが印象的。それとカンタービレの美しさがさすがでした。アレンジやソロの展開がユニークで独創的でいながらもマニアックになりすぎないバランス感覚、天才的なセンスを感じます。

9月28日 塩谷哲 ゲスト 上妻宏光 小野リサ 佐藤竹善 オーチャードホール

3人のゲストとのデュオを1時間ずつ、3時間半というすごいボリューム。いまジャズピアニストのなかでも音色の引き出しの多さとコントロールの巧みさ、ニュアンスの素晴らしさで群を抜いているのがこの人ですね。それぞれのゲストにあわせて別人かと思うほど違うスタイルで弾いている様子、想像はしていましたが実際に聴いて、あまりのクオリティのすごさに圧倒されました。

ジャズジャパン11月売りの号

10月5日 寺井尚子カルテット グリーンホール相模大野

歌ものやシャンソン・映画音楽・ピアソラなどのナンバーを中心に。10年ぶりぐらいにライブ聴きましたが、昔よりもすごく印象的で表現力が増していて、パワーアップしているという印象。お客さんの盛り上がりも、ものすごかった。帰ってきてからずっと最新アルバムを聴いています。

セ・ラ・ヴィ

セ・ラ・ヴィ

  • アーティスト: 寺井尚子,ビゼー,ビル・エヴァンス,ピエール・ルイギ,リシャール・ガリアーノ,北島直樹,店網邦雄
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2013/01/30
  • メディア: CD
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10月13日 T−スクェアスーパーバンド 日比谷野外音楽堂

10年ぶりに参加したスクェアの野音。スーパーバンドに勝田さん増崎さん、ドラムに則竹さん長谷部さん、さらに和泉さん宮城純子さん、さらにはトランペットの田中充さん、トロンボーンの村田陽一さんまで、総勢18人! めちゃくちゃ豪華なライブでした。1曲目を聴いていたらいろんな思い出が次々にフラッシュバックしてしまい、18人全員の音を聴いたらさらにウルウルしてしまい、もう、涙が止まらなかった(爆)。でも感傷に浸っていたのはそこまで。ジャズフェス的な盛り上がりにソロ回しのすごいこと。音楽的な充実、すごかったです。


ということで、このあとも取材がいろいろ予定ありますが、とりいそぎ記録まで。