山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

ブルーノートジャズフェスティバル 横浜赤煉瓦倉庫となり 2015年9月27日 メセニー編

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メセニー、グラスパー、インコグニート、ジェフベックを目当てに行きました。


メセニーは日本代表ホーンセクションとの共演でした。最初はその事態に感動して泣けちゃったんだけど、メセニーグループやユニティバンドとどうしても比較してしまう。バランスが難しくて、ギターがよく聞こえない。もっとメセニーのソロも聞きたいし、日本代表も力が出し切れてない。

偉大なベーシストの映像に合わせて演奏するのは、スペシャルな企画で良かったです。ただ私は不勉強で知らなかったので、知ってたらもっと楽しめたかな。ちょっと長かった。


その次、ライブ定番曲が続きます。全部ビッグバンドにアレンジしたんですよね。いやはや、大変だったろうな。


日本代表も相当上手いはずなんですが、メセニーの曲が難しくて、リハも限られていたでしょうし、メセニー曲をホーンセクション入りという編成もイレギュラーだし。野外のジャズフェスティバルは音響頑張っても限界あるし。なんか、いつものキレが出そうで出ない。

最後に演奏した、ソングフォービルバオ、ついておいで になって、やっと両者の良さが出たなと思いました。本田雅人さんがソロとってるとき、あ、なんか、最後になったけと、バンドっぽい音になったなと。


メセニーは、やっぱりレギュラーバンドで来て欲しい。ま、無理だからこういう形でも、来てくれて嬉しかったし、野外で聴くメセニーの曲は開放感あって最高に気持ちよかったです。


日本代表ビッグバンドは、単独で出演して、彼らのレパートリーやっても良いんじゃないかな〜。


ということで、改善点は感じましたが、野外でメセニーが聴けたのは良かったです。嬉しかった!メセニーの曲には、風が似合います。楽譜を止める洗濯バサミがいい感じなんです。