山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

ディメンション ブルーノート東京

ブルーノートで聴いてみたかった、ディメンション!

細かい技をたくさん繰り出していても、会場によってはよく聴こえないんです。ブルーノートなら、細かい全員の音がよく聴こえる。そもそも東京っぽい都会っぽいオシャレで刺激的なサウンドだし。絶対ブルーノート、合うはず。


合ってました‼︎

ジャズっぽいアレンジに途中脱線してくれました。以前も聴いたことあったけれど、久しぶりだし、ブルーノートだと、また雰囲気が濃くて、違った顔を見せてくれたような。もとからジャズ寄りの勝田さん、ジャズの仕事も多い則竹さん、小野塚さんが切り替えてストレートアヘッドなジャズの引き出しをいろいろ見せてくれる感じは想定内でしたが、ベースの川崎さんの弾くラインがまたジャズっぽく凄くクールで、これは想定外!


28からの アナザーサイドオブスカイは、静寂から1234パッ!と入る間合いが素晴らしい。こんな世界作ってるアーティスト他にいない。

ひさびさに聴いたロストインメイズ。冒頭のキメが痛烈で雷に打たれたようなインパクト。続いてギターが速弾き。ぐいぐい引き込まれます。拍子が複雑ですね。ビシビシ決まっていき、メロディになると存在感のあるサックスが前に出てくる。聴きごたえあります。

 期待を超えるパフォーマンス。クールに熱くキメてくれました。f:id:mimeyama:20160113214725j:image

ブルーノート東京、ディメンションのサウンドに実に合っていたし、彼らのスタイリッシュでジャジーな面がうまく引き出されていました。