山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

本田雅人 ブルーノート東京

f:id:mimeyama:20160117233247j:image今週は、フュージョン系バンドがブルーノート東京に続いて出ます。水曜日のディメンション、今日は本田雅人さん。夏のアルバムリリースから半年たってしまいましたが、梶原順、松本圭司、須藤満、則竹裕之という、長年一緒にやっている、アルバムレコーディングメンバーでのライブ。

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やはり、このメンバーでないとね、という、納得の音。

EWIを使った「アスリート」、このシャープなんだけどウネウネ感、しかも疾走感のある8ビートは、まさに本田印。

「ピノッキオ」の前に、変拍子の変化について説明がありました。4分の4、8分の6.キメのあと8分の7.ただし、4.3.3.4。
これ、わかりやすくて良かったです。この曲、変拍子だけど、曲調はほっこりしていて。ほかの曲も、ほっこり系が、すごく、直接温もりが伝わってくるような感触で素晴らしかった。

改めて、本田さんの音は、あったかくて、どっしり太い。

バッドムーン、メガリスというスクェア時代のテクニカルな代表曲も、切れ味最高のリズムにウネウネした、フェイントかけてくるような手ごたえが最高。

あまりにも、鮮やかなアンサンブルでした。ブルーノートは、やっぱり音が良くて、細かいやりとりがバッチリ聞こえます。


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