山本美芽のフュージョン・ダイアリー

音楽ライター山本美芽によるジャズとフュージョンについての取材日記です。

勝田一樹ソロの前身「アニソンCX」

mimeyamafusion.hatenablog.com

 以前、↑この記事でも触れたアルバムの話です。

 

昨年いちばんよく通ったライブといえば

 

勝田一樹ソロ‼︎


ディメンションのサックス奏者、勝田さんが始めたソロ活動です。

 

 

Kazuki Katsuta

Kazuki Katsuta

 

 ライブの際は、たいてい、メンバーがレコーディング参加の

ドラム則竹さん、ベース須藤さん、女房役のキーボード、小野塚さん!? 目の前で聴けるなら、行くしかないでしょ。

 

ソロアルバムが出てから、都内のライブはほとんど全部行きました。9月のライブはドラムが平陸さんでしたが、あのときも、もちろん。

 

このDVDはスイートベイジルのアルバム発売記念ライブを収録したもの。

アルバムリリースのときはインタビュー、

このDVDのライブレポートも、DVDレビューも、書かせていただきました。

 

 

 

Kazuki Katsuta 1stソロアルバム発売記念Live [DVD]

Kazuki Katsuta 1stソロアルバム発売記念Live [DVD]

 

 

 

ディメンションやスクェアはもちろんなんですが、勝田ソロみたいな音楽、好きなんです。六本木ピットインから続く伝統みたいなスリリングさとポップさが感じられて。

 

しかしあまりに聴きすぎて最近ちょっと、違う勝田ソロが聴きたくなってきました。スコアも買ってマイナスワンCD聴いて「おお、ここはテナーも重ねてるのかぁ」「キーボードはこんなことやってたんだ」等々サックス以外のパートを聴くのとかも面白かったですけど、ひととおり聴き込んだし。

 

 

KATSUTA KAZUKI 勝田一樹 オフィシャルスコア カラオケCD付

KATSUTA KAZUKI 勝田一樹 オフィシャルスコア カラオケCD付

 

 

次のアルバムは、現在、絶賛製作中だし。

 

そこでふと、「アニソンCX」を聴きなおしてみたら、これ、今になってみると

勝田ソロの前身みたいな作品だと気づきました。

 

これはアニソンを勝田さん周辺のフュージョンミュージシャンが集まって真面目にカッコよくカバーした作品。


アニソンのメロディーは、キャッチーでかっこいいものが多く、曲が秀逸です。素材も演奏もいいので、疾走感バリバリに決まっています。

 

特に、「あんみつ姫 恋はくえすちょん」なんて、テンポ、ベースラインからして勝田ソロ1stの傑作バラード「True Heart」と、共通点を感じます。

 

あんみつ姫 、Aメロの頭が、ベースラインがFで9度上のGがメロディに来て、なんだかぐっとくる~。あれ、True Heart のサビの感じと似てる、なんて、パーツごとの共通点もところどころあったりして。

あ~この曲があって、さらに進化したのが、「True Heart」なんだなと。

 こちらではギターを大フィーチャーして、ディメンションぽい?と以前は思いましたが、今は、ギター入り勝田ソロっぽい!と感じます。ちなみに勝田ソロではライブではギターレス、アルバムも隠し味程度の使用。


このアニソンのアルバム、発売当時は、わけもわからず「ただの企画ものなのに、ずいぶんカッコいい!」と興奮していただけでした。 

 

2016年になって振り返ると、これは、勝田一樹さんが、KKJAMやジャフロサックスなどの活動から、本格的なソロ活動へと移行する前の「勝田ソロ準備アルバム」的なものだったのではないか?

 

単純に、増崎さんを筆頭に、菰口さんや野呂さんのエネルギッシュで美しいギターを聴き込んでいても楽しいし、神保さん参加曲での爆発的なパワーもいいし、則竹さんの緻密でスカッとするプレイもいいし。勝田さん小野塚さんの演奏は、終始素晴らしいし。1曲、勝田さんも周辺ミュージシャンも関わっていない曲、作曲家 川本盛文さんアレンジ、ご参加の「うしろ指さされ組」があり、なかなか健闘されています。この曲は、流行ったな〜。コピーしてみたいですね。

 

このアルバムを聴き直し、アニソンは日本のスタンダードだなと改めて思います。タイトルだけ見ているとどうも格好つかないんですけど、曲が本当に素晴らしい。

マジンガーzのうたとか、幼稚園の年少のときに大好きで、弟といっしょに歌ってた記憶がはっきりあります。「GUGUガンモ」なんかは、ちょっと大きくなっていたので、べつに~いまさら、いちいち主題歌なんか歌わないわよ~ってクールに眺めていた曲でしたが、勝田さんが吹くとあのメロディがなんとファンキーなテイストに。何度聴いても驚嘆してしまいます。