山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

イエロージャケッツ コットンクラブ丸の内 1st

ジャコの未発表音源の原稿を書いていて、バースデイコンサートのインビテーションを聴き直しハマってしまい、マイケルとミンツァーのバトルに唸りつつ、あ〜ミンツァーはやっぱりイエロージャケッツの音〜なんて考えていた昨今です。

ジャカルタのジャズフェスティバルに行く途中? のイエロージャケッツが、コットンクラブで2日間だけライブをやるというので行ってきました。
 
オリジナル・メンバーのラッセル・フェランテに、ボブ・ミンツァー、2010年に再加入したウィル・ケネディ、ベースは新しく入ったデーン・アルダーソン。長年のメンバー、ジミー・ハスリップから、前回のジャコの息子さん、フェリックスに代わり、さらに今回、また新たなメンバー交代です。
 
デーン・アルダーソン、弾きまくっていてもどっしりとした安定感、そして繊細なニュアンスもあり、ユニゾンもサラッと決めて、違和感なく馴染んでいました
 
 アムステルダムのライブ動画で、彼の演奏が聴けます。まさにこんな感じ。
 

ゴスペルのフレイバーを効かせ、音数を絞り、ペダルをあまり使わず絶妙なタイミングでスパッと音を切るラッセル。知的で小粋で、まさにワンアンドオンリー。
 
ミンツァーのギラギラ感のない、カラッと澄んだテナーサックスの音色も冴えていました。
 
 
ウィルのドラム、、、サラッと叩いたちょっとしたフレーズが、唸るほど格好いい。
 
メンバーそれぞれが音で描いた精巧なパーツが組み合わさり、独特の陰影を持った絵が生き生きと浮かび上がる手ごたえ。これぞイエロージャケッツ‼︎
 
派手さを抑え、ものすごく深い味があります。

 

 

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4月にリリース予定のニュー・アルバム Cohearanceからの新曲も演奏してくれて。

 

この日は渡辺貞夫さんが聴きにいらしていて、最後に拍手をしながら紹介されると、ミンツァーと仲良く肩を組んで楽屋に消えていきました。

Cohearance

Cohearance

 

 

 

まだ小学生の子どもがいるのに、よくそんなにライブに行けるねと時々言われますが、丸の内のコットンクラブは、アクセスが良く、行きやすいです。

コットンクラブは、東京駅の丸の内側に出て、国際フォーラム方面に少し歩いたところのビルに入り、エスカレーターをあがったところにあり、開演15分前に東京駅に着けばぎりぎり間に合います。

この日は、1stショーで6時半開演でした。5時過ぎに家を出て、6時半の開演にすべりこみ、8時ごろには終わって9時半ぐらいに帰宅。

2ndショーに行くこともあります。9時半からなので、相模原の自宅を夜8時ごろ出発すれば間に合うし、終演もなんとか終電前。

アクセスの良さや、1st、2ndで都合の良い時間が選べるシステムも、ありがたいです。