山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

レフレールと吉田兄弟のコラボコンサート クレアこうのす

ピアノ連弾レフレールと三味線の吉田兄弟のコラボ。
他にはまずない珍しい編成のコンサート。

パワフルかつ、幽玄な世界を作り出していました。

 

前半はそれぞれの単独演奏で

レフレール、何度も聴いた曲だけど

すごく良かった。

いきなりBoogie Back to Yokosuka の出だしの

音色があまりに優しく語りかけるよう。

ハッピーソングのピアニッシモの音色があまりにも美しくてため息が出ました。

 

吉田兄弟のステージは、

緊張感とリズムが最高!!!

あのバシバシいうバチの音色がたまりません。

 

レフレールは、もともと和風な曲やロックな曲があり、吉田兄弟の音楽性と非常に相性が良く。

 

吉田兄弟は、和楽器の音程を平均律のピアノに合わせるには、おそらく通常とは違う音程のとりかたをしなきゃいけないのに、涼しい顔でやってのける。

 

レフレールは、もともと西洋音楽の楽器である

ピアノを、さまざな工夫やアイデアで

和楽器に溶け込む音色やアレンジが出てくる

懐の深さがあります。

 

ピアノの内部奏法と三味線の音色が素晴らしく相性が良かったです。 三味線を大きく包み込むようでした。

 

津軽三味線のブルージーともいうべき哀愁ときっぱりとした辛口の味わい、

 

緊張感あふれるリズム。

 

一瞬の間合い。

 

音が消えるまでの余韻。

 

 


ピアノからあんなエスニック風味?出せるなんて。
しかもロックなノリがピアノと三味線で通じ合っているのか伝わっ てきて。

レフレールの持っている幽玄な和風の美しい部分がすごくわかりやすくクローズアップされていて。

 

素晴らしい楽曲と演奏、鴻巣まで
追いかけて大正解。

 

 

 

レフレールの曲だと

シャクナンガンピ

パラレルワールド

joker 

あたりが三味線コラボと特にハマっていて

本当に聴けて良かった。

 

素敵でした。

 

7月には市川でも

9月には名古屋でもあるそうです。

おススメします。