山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

レ・フレール「音楽のたまて箱」初台オペラシティ

レ・フレールを聴きにオペラシティへ。

見上げる高い高い天井の美しいタケミツメモリアルホール。ピアノソロを聴くなら断然音がいいお気に入りのホール。
ピアノはもちろんベーゼンドルファー。

アーティストはツアーを回って研ぎ澄まされた状態の最終日。

豪雨災害のためのチャリティコンサート。
長年の勘で、これは絶対外せないと思って行きました。

 

 

いきなり「空へ」

えっ⁈


昨日までのツアーとガラッとセットリスト変わり、しかも完璧。
恐れ入りました。
いつ練習してるんでしょうか。

 

「ザ・ギャンブラー」

ふたりの右手でユニゾンにしびれる!!!

「サマーナイト」

先日モーションブルーで兄、守也さんの一人バージョン聴きました。グルーヴとメロディが迫ってきます。これも好きな曲だから嬉しい。

 


ツアーの疲れなんて微塵も感じさせないどころか、鬼気迫る底力を感じました。

 

ソロも2曲ずつ。

聴きごたえありました。

 

圭土さんの「恋文」しっとりと。

守也さんの「小さき花の詩」、あまりに美しくて。

「フォトアルバム」、大ホールで聴くと、いっそう深くて、力強い。

 

チャリティコンサートということもあり、「祈り」を感じる音。

「For Kids」大好きなので、聴けて嬉しかった。

クラブイクスピアリ、いつもにも増してメロディが沁みて、、アナ雪が入ってました。
手拍子もたくさんして、たくさん盛り上がって、、、手が痛くなりました。笑

 

アンコールでは

「キャトルマンのテーマ」の二人羽織弾き、びっくり。

そうそう、Boogie Back to YOKOSUKA 守也さんの背面弾き、たぶん

初めて見ました(汗)驚いた。

 

アンコールは

どちらも元気に盛り上がる曲ですが、

私には、この日なんだか泣けました。

辛いときもあるけど頑張ろうよ、と語りかけてくる音。


胸がいっぱいになりました。f:id:mimeyama:20180910215328j:imagef:id:mimeyama:20180910215334j:image

普段はホールの中は撮影禁止なのですが、

今日は演奏中のみ禁止ということで

撮りました。タケミツメモリアル、いつも息をのむほど綺麗。

 

長年、素晴らしいミュージシャンを間近に見ていると

普通ならもう気力体力スタミナ集中力、限界では?

と思うのに、いつも以上にどんどん研ぎ澄まされ冴えていく、

いつもとは違う次元に届いている、

そんな現場にときどき遭遇します。

今日も多分それ。