山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

スクェアの昔話を息子と

むかしのスクェアのアルバムを私から借りて息子が寝る前に聴いています。

ラッキーサマーレディ、リゾートときて、「すごく流行ったやつがあるんでしょ」というので「トゥルース」を今日は渡しました。

「学芸大の学園祭にね、軽音楽部のやっていたライブハウスに須藤さんと則竹さんと本田さんが、こっそりきたわけよ。須藤さんがサークルのOBだから、本田さんと則竹さんを連れてきてくれたのね。ふだん六本木ピットインとかだと立ち見でうしろのほうで全然よく見えなかったのが、かぶりつきで、もう目の前で聴いたわけ。めちゃくちゃびっくりしたよー。ほんとにうまくってねー。インプレッシブだったか、ヒューマンとかのころだったかなぁ」
「へぇ~」
「学芸大ってね、ミュージシャンが割と出てるんだよ」
「お母さんはその軽音には入らなかったの?」
「そうなのよ。授業でピアノ弾くだけで、忙しくて、サークルでジャズピアノまではやれなかったね。あと、授業にもちゃんと出てたからさ。軽音の人は授業行かないでずっとセッションしてる人もいたみたい」
とこんな昔のささやかな自慢話を面白そうに聞いてくれる息子です。