山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

斎藤守也 横須賀ヤンガーザンイエスタデイ

昼の1時から横須賀で斎藤守也ライブ。45分3ステージ、3時間半の長丁場。

守也さんの地元、横須賀。「ふるさと」「Boogie Back to YOKOSUKA 」からスタート。レフレール結成のライブハウス。ホームグラウンドでのリラックスした表情が良かったです。

かなりレアなセットリスト。

ソロアルバム「モノローグ」からの曲は少なめで、

童謡のカバーとか、レフレール曲のロックなものとか、全体にビートが強めのラインナップ。

バリアフリーコンサートの目玉だった10歳?のときに作った曲「秋風のロンド」また聴けたし。素朴なテイストがなんだかグッとくるんです。

Gサインのソロバージョンがファンキーなテイストで本当にカッコいい。あの16ビート感が、

新曲「いつかの空」は、メジャーとマイナーを揺れ動くどよーんとした感じが、たまらなく揺さぶられます。

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今回、ムジカノーヴァ10月号に掲載のオリジナル曲

1本指のブルースを演奏してくださいました。

それも、ハンカチを手に巻いて1本だけ指を出して。

手品が始まるような盛り上がり。右手、左手、1本指での即興は、1音1音のタッチが強くて、ちょっと違った感触。カッコよかった。

 

ムジカノーヴァ 2018年10月号

ムジカノーヴァ 2018年10月号

 

 

We willl rock youから、同じ伴奏形を使った今月のアレンジ「山の音楽家」もコーナーがありました。

 

ムジカノーヴァ 2019年1月号

ムジカノーヴァ 2019年1月号

 

 

今年は守也さんと仕事しながら、

どんどんハマって、秋ごろからはライブの間隔があくと禁断症状が出るようになり、ひたすら追っかけ。12月には大阪まで行ってしまった。笑  そんな1年を思い出しながら聴いていました。

 

忘年会ということで後半はアルコール飲みながらの演奏。

左手でブギウギのパターンを猛烈に弾きながら右手でビールをぐいぐい飲み、酸素吸入しながらブギウギ即興。

飲み始めたら、ガンガンいくタイプなんですかね、守也さんは。
聞いたこともないようなとんでもなく速いテンポで! 目が点に、、、笑 凄かった。

 

こちらも手拍子、がんばりましたよ。

 

ライブハウスの守也さん最高でした。

 

やっぱりライブはライブハウスでお酒f:id:mimeyama:20190102000436j:image
f:id:mimeyama:20190102000440j:image飲みながら手拍子したり、ちょっと泣いたりしながら盛り上がる。

これが最高。

 

ステージに上がったら、

カッコつけてる場合じゃない。

全力でどれだけ自分をさらけ出して

思いを伝えられるか、

そこだけなんです。

うまく弾いてカッコイイと思われたいっていうのは違う。

そんなのは面白くもなんともない。

ステージに立つまでは全力で構築美を追求して準備する必要はある。

だけど、伝えるためにステージに立つわけでしょう。

うまいと思われるためじゃない。

ライブって、

表現するって、

ステージって、

 

そういうものだよね。

 

帰りの電車の中で、汗だくでビール飲みながら爆速でブギウギを弾いてた守也さんを思い出しながら、

そんな確信がじわじわと湧いてきました。

 

素晴らしかった。

 

MONOLOGUE

MONOLOGUE

 
ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

 
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