ジャズジャパンの17号が届いたので読んでいます。11月にご依頼いただいて提出した、ジャズピアニストのサイラス・チェスナットのインタビューが載っています。雑誌インタビューとしては異例の400字づめ原稿用紙10枚分という通常の倍ぐらいのロングインタビューでした。
当然ながら雑誌の場合は、新作の発売にあわせたその作品についての話がメインとなりますが、今回は字数がたくさんあったので、ピアノを弾く人へのアドヴァイスについての話も載せることができました。ピアノを歌わせる方法について、わりとテクニカルな話を期待して質問したんですが…余計な力を抜くこととか(笑)、答えはぜんぜんそういう技術的なことではなかったですね。
不思議なんです。テクニシャンとしても評価されている人ほど、インタビューではメンタル面やマインド面の方向から答えるんですね。これは決して逃げということではなくて、メンタル面マインド面の考え方、哲学がものすごくしっかりしていて、そして聴く力もずば抜けたものを持っているから、自然とテクニックが積みあがっていくのかな? …自然と、というのが書き手側としては若干「逃げ」な表現な気もしますが(爆)しかし、そんな実感を持ちました。
サイラスが受け継いだジャズの話もありますので、ジャズファンもそうでない方も楽しんでいただける内容です。ぜひごらんください。
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そしてサイラスがクラシックをジャズアレンジしたアルバム「ムーンライトソナタ」、こちらも素晴らしいです。うますぎ。ピアノを歌わせるってこういうことなのかぁあああとうなってしまいます。リズム感もめちゃくちゃよくて音色の使い分けも完璧。しかも楽しませてくれるエンターテイナーなのです。
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