山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

ディメンション「25」についてインタビュー@JAZZJAPAN 2012年9月

これも先月のことになってしまいましたが、ディメンションの3人に取材してきました。
むかーし、10年ぐらい前にジャズライフがまだ倒産する前に、インタビューに行ったことがありますが
それ以来!! 東京での彼らのライブは日本にいる間はかなりきっちり聴いてきましたけど
取材はものすごく久しぶりです。
今回ページが4ページもあって、たくさん書かせていただきました。

ディメンションは、いまや日本のフュージョンの最先端かつ核心みたいな存在で、
そのサウンドのクオリティは、かっこよすぎるのにくつろげて、本当に素晴らしいのひとことです。

今回は、作曲方法についてくわしく質問してみました。スタジオに入って3人で曲を仕上げる
バンドって、日本のフュージョンでは珍しいんですよね。

原稿にかけなかったのでここで補足しますと、

カシオペアは、野呂さんは全部ドラムパターンまでスコアに細かく書いてある。
スクェアは、デモテープを提出して選曲会議。その後プリプロダクションというリハーサルで煮詰めてから録音。
そのほかのバンドは、詳細は確認していませんが、そもそもCDの作曲者名はひとりのミュージシャンの名前に
なっているところがほとんどで、ディメンションみたいなやり方をしたという話は私の知る限り
安部潤さん率いるプリミティブ・クールぐらいなんですよね。もちろんひとつひとつ丁寧に取材していけば
もっといろんな場所で見つかるかもしれませんが。

できあがった音楽の特性は、作り方によって大きく変わってくるというのが私の持論。そのプロセスを
解きほぐしていくと、何を考えながらどんな音楽を作っているのかが、見えてきます。

ということで、ジャズジャパン最新号、お楽しみくださいね。

最新作「25」かっこいいですよー。さりげない変拍子が面白くて、ポップです。
個人的には、則竹裕之さんがドラムンベースを叩いている曲がさわやかで、
人力ドラムンベースがさわやかっていうこの組み合わせが斬新過ぎるなと
うなってしまいました。昔、JIMSAKUが人力ドラムンベースに挑戦したアルバムでは
超テクニカル、ハイパーなイメージでしたけど、だいぶ印象が違いましたね。

25

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JAZZ JAPAN Vol.27

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