春になると、毎年楽しみにしているのが、フュージョン・グループ、
T−スクェアの新しいアルバム。
18歳のときに聴き始めて以来、ずーーーーーーーーっと欠かさず、
毎年、4月か5月になると、リリースされるので、聴いています。
スクェアとの出会いがあって、音楽ライターの道に入りましたので、
本当に長く聴いてきた、大切なバンドです。
新作「スマイル」は、
メロディアスで、ワクワクしてくるような曲ばかり。
今年はバンド結成35周年なので、過去のメンバーも参加していて
なかでも、パーカッションの巨匠にして邦楽の家元、仙波清彦さんが
参加しているのに注目です。
あちこちで暴れまくっていらっしゃるのに、
悪目立ちなどは一切なく、スパイスを加えるというか、陰影を増すという
ような、完璧なバランスで存在しています。
坂東さんが書いた曲を、則竹さんが叩き、長めのドラムソロがあって、そこで
仙波さんのパーカッションとドラムのユニゾンや絡み…これは面白い!!!
仙波さんといえば、コンサートに来ると、お店を開けるんじゃないか
というくらい、ありとあらゆるパーカッションをご自分の前に並べて
圧倒的なパフォーマンスをされていますが、そんな様子がちらっと
思い浮かびます。
安藤さん坂東さんの曲は、いつものようにキャッチーで心地よいし、
河野さんが、むかしなら和泉さんが書いていたようなバラードの河野版
みたいな素敵な曲で、最後をしめてくれていてるのも、いかにもスクェアっぽくて
いい感じです。
これからの季節、車のなかで聴いたら最高に気持ちいいこと間違いなし!

- アーティスト: T-SQUARE SUPER BAND
- 出版社/メーカー: ヴィレッジ・レコード
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: CD
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*初回限定版はDVDつき。
このDVDは、35年の歴史について、メンバーのインタビュー映像と、昔の
ライブ映像などを編集したもの。私は見ながら「あ、このコンサート行った・・・」
「これも行った」「このとき雨に濡れて風邪ひいたんだった」など、
懐かしくて、昔からのファンには楽しめる内容です。
バンド解散の危機についても、お茶を濁すことなく、かなり突っ込んだところまで、
リーダーの安藤さんが語っています。
仕事とはいえ、ここまで話さなくちゃいけないのかぁ。
大変だなぁ・・・と思ってしまったくらい。
昔からのファンならば、DVDつきがおすすめです。