山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

ブラジルのギタリスト、ナンド・ローリア「ノボ・ブラジル」

Novo Brasil

Novo Brasil

きのうのホームセミナーで、ブラジリアンなビートのご紹介ということで、私のお気に入りのナンド・ローリアのアルバムをおきかせしたところ、気分がふわ〜っと上向きになる!!!ということで、大好評でした。ということでご紹介。

いちおう、ブラジリアンテイストのルーヴや包容力のあるヴォイスのニュアンスに注目するというお題目で聴きましたが、お題目はどうでもいいぐらい、心地いいですね。

ナンド・ローリアは、90年代にパット・メセニーを聴きはじめて、メセニーのツアーにナンド・ローリアが参加していたのがきっかけで買ってみました。彼のアルバムは結局2枚だけで、最近は新しいアルバムは出ていません。1996年の作品なので、もう18年も昔のアルバムですが、まったく時差を感じさせないみずみずしさです。90年代のメセニーグループのブラジリアンテイストが大好きな私としては、それを拡大したこの路線はたまらないです。

うっとうしい梅雨の季節に、ブラジルからの最高に洗練されたニュアンスの風を感じてみては。