山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

斎藤守也ソロライブ 神楽坂glee 2020年11月21日


ピアニスト斎藤守也さんのライブ
2月以来、、
久しぶりに生音たっぷり!!!
スッキリした。

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新作「STORIES」の発売記念ライブ。

GLEEはヴィンテージのスタインウェイだから、これまでに聴いたことない感じ。たぶん、守也さんのソロライブでは初めて。

ホールのフルコンのスタインウェイとは違う繊細な味。特にペダルを踏んだときの和音の混じり方が独特な感じがする。すごいカラフル。

アルバムはベーゼンだし、ライブだし、5月に聴いてからかなり聴きましたが、とても新鮮な感じでした。とくにCITY BLUEは、アルバムだとサラッと淡々とした印象でしたが、ロマンチックな側面が。On y va! もすごくセピア色のヨーロッパ的なノスタルジックな。

 

 

 

MCでもルクセンブルクにいた頃のお話がたくさんありました。きっと辛いこともたくさんあって、30年経ったから客観的に見て話せるようなった、そんな感じ?

多感な時期に7年間をルクセンブルクで過ごしたヨーロピアンな守也さんの感性みたいなものを、すごく感じられて、素敵な時間でした。

BANDIDO 、SHINRA、一本道といったピアノを鳴らす大曲、聴きごたえありました。カッコよくて、響きにため息。とくにBANDIDO は傑作だと思います、、

SHINRA、、めちゃくちゃカッコいい!!!

あの和風グルーヴにキラキラの黒鍵グリッサンドが華麗で、でも民謡みたいな力強さもある

 

 

弾けるかわからないけど弾いてみたいな、、

帰宅してから配信で夜の部を鑑賞。

昼よりさらに楽器との一体感が増した感じでした。

守也さんのライブは、翌日がつらい。
筋肉痛ではなくて、
すぐにまたライブに行きたくてたまらなくなる。どうやら私だけではないみたいなのですが。

 

 

 

斎藤守也さんのSHINE は、
めちゃくちゃ美しかった、、
あのスタインウェイがハマって

2月のライブで聴いたとき、
私は師匠を亡くして1週間後で

この曲を聴いたとき、

先生の最後を思いながら感じていたいろいろな感情がメロディに凝縮されていて

涙が止まらなくて
胸が痛くて

あれから9か月

久しぶりに聴いたSHINEは

ただただ、美しく輝いている曲で、

重苦しさや絶望は感じなかった。

不思議

曲って不思議

守也さんは音符も変えていないのに。

時間が経つと、美しいものだけが残るのかも。

 

 

 

 

 

 

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