山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

THE PIANIST! オーケストラコンサート

辻井伸行×加古隆×レ・フレール
THE PIANIST!
オーケストラ・コンサート
Bunkamura オーチャードホール
山下一史指揮 東京フィルハーモニー交響楽団

 

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今日は至近距離。2列目、しかも正面
目線が舞台の高さ
フルコンの下から出てくる音がメイン

オケの打楽器の音、時差がある
これは、、、懐かしい
ほぼ授業オケでセカンドバイオリン弾いてたときの感じ

ピアニストの4人の表情も呼吸も、打鍵も離鍵も、
オケとの拍子の感じ方も、

手にとるようで

なんか自分が演奏しているような感じで入り込んで
聴いてきました

割れんばかりの拍手の音も、しみじみ


辻井さん、コルトナの朝を弾き始めたら、温かくて優しい音。聴いたことないような、、、
「ラプソディー・イン・ブルー」アイコンタクトなしでもバッチリ、オケと合っていて、、、当たり前かもしれないけど、合っているというより、タイム感を共有してる感。細部までものすごく丁寧で完璧で、恐れ入りました。いつも思うけど、純粋に音楽に入り込んでいく感覚が伝わってきて、打たれます。


加古さん、「パリは燃えているか」「黄昏のワルツ」、淡々と弾いてる音が突き刺さるように美しい。ピアノとオケの役割分担がはっきり分かれていて、オーケストレーションが秀逸。内に秘めたものをハッとするようなスケールで描く迫力。

 

 

 

 

レ・フレールは、

ニューヨークシンフォニックアンサンブルのアレンジとたぶん同じなのが、

Boogie Back to Yokosuka 

マスカラード
プレサージュ
On y va!

ゴージャスでした‼︎

 

「挑戦者たち」オケ版は初めて。よりドラマチック。
オケと一緒だと落ち着いて隅々まで味わう感。

 

「桜」のメロディをコンマスとチェロのトップの方がかわるがわるが弾いてくれて沁みました

こちらは、2018年7月N響とのコンサートのアレンジでしたかね。

 

レ・フレールはベーゼン
加古さん ベーゼン
辻井さん スタインウェイ

レ・フレールは内部奏法ありでした

 

 

 

最後のカーテンコールでピアノ全員が揃ったら
泣けてしまいました

 

家にすぐ帰る気分でなく、Bunkamuraのロビーラウンジで、お茶しながらボーっとしたけど
神泉にいくはずが、246に行ってしまった
良かったコンサートの帰りによくある。

 

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