山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

神保彰さん、アルバムオブザイヤー フュージョン部門受賞

神保彰さんがジャズジャパンのアルバムオブザイヤー、
フュージョン部門を受賞。
誌面にて、おそれおおくも解説を担当いたしました。
神保さんの存在は大きいです。光り輝く太陽のよう。

 

ブルーノートオールスターオーケストラとボブジェームス、カークウェイラム

ブルーノート東京で
カーク・ウェイラムとボブ・ジェームス
ブルーノートオールスターオーケストラを
聴いてきました。

ボブさんはフォープレイのライブでずっと聴いてて昔一度インタビューしました。
カークさんはアメリカにいた頃、サクラメントで聴きました。めちゃ上手くて、雰囲気があってしかもエンターテイナーだった。
エリック・ミヤシロさん率いるブルーノートオールスターオーケストラ
大げさでなく日本のオールスター。
大好きなミュージシャンがズラ〜っと並んでる。
濃い、濃 すぎる、
こんなことってあっていいのかというくらい
好きなミュージシャンが集結してる。

だから今日はソリスト集団なんだけど
脇役にまわるのもみなさん本当に上手い!!
短いフレーズでグッと気持ちをつかんで
それをどんどんリレーで受け渡し
脇役に回ったときの支え方の見事さ。
完璧というより、、
1秒もスキのない完全燃焼?

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オーケストラがエリックさんの指揮でひゅっと
音量を落とす瞬間が本当にエキサイティング。
あんなに小さくできるなんて、、
ダイナミクスにリズムに、まとまりがすごくて
ひとつの生き物みたい。

ボブさんのリラックスして小気味良くて余韻のあるピアノ
ああ、すごい脱力できてるっぽい。
シンプルすぎるモチーフを繰り返すだけで
異様に気持ち良くなってくる、あれはいったい何なんだろう。

カークさんのサックス
すごいファンキーで歌心があって、華があって、、
遊び心がにじみ出てる
ため息。 

本田雅人さんがリードアルトで
やっぱりずっと聴いてきた音だし
存在感すごくて。

その間、すべて則竹裕之さんがドラム叩いていて
長年聴いてきたグルーヴだから
すべてのサウンドがスーッと馴染んできて
ものすごい安心感。
なんだか不思議でたまらない。

ふっと、六本木ピットインでBBステーションを
初めて聴いたときの感覚がよみがえってきた。
20年ぐらい前。その日も本田さん則竹さんだった。
ビッグバンドを初めてちゃんと聴いて
すごい、カッコいい、面白いと思ったあの日の感覚。
あの日の未来が今日っていうのは悪くない。

 

 

本編最後で全員ソロ回しなさっていましたが
聞き応えありました。
サックスの寺地美穂ちゃんやトランペットの山崎千裕ちゃんといった女子プレイヤーのフレーズが男性プレイヤーの中でもしっかり光っていて「よし!」と思ったり。

聴くこと
一緒に演奏すること
曲を、ステージを作り上げること
音楽をみんなで共有すること
そのすべてを教えてもらったような気がしたり。

 

B.B. Station Live

アーティスト:本田雅人
出版社/メーカー: ヴィレッジ・レコード
発売日: 2000/10/12
メディア: CD
 
 

 

 

初日のファーストから
全セット聴けば良かった。泣

でも、この日も本当に無理矢理行ったんです。

聴けて、良かった。

 

【追記】初日ファーストショーのフル動画上がってます。

https://youtu.be/1HrOkbeSihI

ディメンション年末ライブ1日目

12月28日、夜8時.横須賀から目黒に移動して

ディメンションの年末ライブ行って来ました。

3日間の初日だから、お酒も飲まずキッチリ、

ほぼライブ定番曲でしたね。

ダブルマーケットはライブ定番じゃなかったけど

秋のヒストリックライブで久しぶりに演奏してから「やっぱりいいね」となったのかなと。すごい高いサックスから入るので、それが大変と言いつつ、決まりましたね。

1曲演奏するごとに勝田さんと小野塚さんの楽しすぎるトークも入ります。安定のクオリティと楽しさでした。

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斎藤守也 ひきおさめライブ 横須賀ヤンガーザンイエスタデイ

今年も行ってきました。35曲ぐらい?

1時スタート.45分ステージを4回、終わったら5時過ぎ、

ピアノソロで、

去年4時半終演でも驚いたのに、、なんというスタミナ。

脱力奏法あってのことなのかもしれませんが。

ステージで完全燃焼して聴かせてくれる音、理屈抜きに感動します。

 

On y va! は華やかなカデンツァ風アルペジオから入り、最後のサビ、前テンポ落としてからアッチェレランドバージョン。

彼こそは海賊は、ソロバージョン ミュートあり。

お馴染みのナンバーにもこんな細かい仕掛けがしてあって、楽しい。

 

今回はロックなアレンジが印象的。

「風」が「いとまき」パターンや「静かな湖畔」のパターン? のロックバージョン。

「FLOW 」がずいぶんフォルテで始まったと思ったら左手がロックな伴奏に。途中でバラードからアップテンポに切り替わる部分はアルバムと同じ繊細キラキラなアレンジ。そこから左手がアルペジオではなくリズムパターンの繰り返しになってどんどんビートが強力に出てきました。

個人的な話ですが、私、FLOW を1年ががりで練習、暗譜して年末にステージで弾きました。その翌々日に作曲家ご本人の新しいバージョンを聴いたため、かなりぶち壊した感覚で、聴いた瞬間はちょっとショックを受けましたが、聴いているうちに曲の骨組みや核心に触れた感覚も。なかなかできない経験です。後日、じわじわと、面白かったという余韻が強まりました。真似してロックバージョン、やってみたいです。ひとつのメロディ、楽曲には、いろいろな可能性が秘められているんですね。

 

新曲「カムバック」。10代のころルクセンブルクで演奏した曲だそうです。ロックな曲に時々入っているクラシカルな16分音符、みたいな16分音符がカッコ良かった! 弾いてみたいです。

 

いま私のマイブームが和声感とリズムなので、その観点からも、ついつい聴いていましたが、やはり、素晴らしい。

引き続き、聴いていきたいと思います。

 

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ティグラン・ハマシアンのピアノソロ

以前から気になっていたアルメニア出身のピアニスト、ティグラン・ハマシアン。スタイルをとってますがアルバム「太古の観察者」はロックと民族音楽のテイストを入れた幻想的でシンプルで力強いスタイルのピアノソロ。カホンも入っていますが。

Instagramで、ティグラン・ハマシアンのタグをフォローしているのですが、世界中で彼の曲を練習している人の多いこと。楽譜はまだそんなにたくさん出ていませんが、YouTubeに採譜したものがあるので、スクリーンショットで撮ってiPadで見ながら練習してみました。

ディグラン・ハマシアンの「Fides tua」YouTube に楽譜があったので弾いてみました。シンプルなんだけど、吸い込まれそうな奥深さ。ソを弾くだけでなぜ、こんなにトリップできるの? #tigranhamasyan #fidestua #pianosolo #piano #mimeyamamoto #mimewriting #japan #petrof

 

これはいきなり初見で練習を始めて20分位で撮ったので、譜読みはそれほど時間がかからないのかなと思います。シンプルな音の組み合わせからピアノの響きを引き出す天才的な才能を感じました。

 

そういう作曲家の作品は、弾いているとやめられなくなる。

ティグランはまだ32歳。ジャズピアニストというくくりになると思いますが、こうしたアーティストのピアノソロ作品というのがこれからクラシックでピアノ弾いている学習者のレパートリーとしてもとても大事なものになってくるかなと思っています。

 

 

太古の観察者

太古の観察者

 

 



これまで私が練習してきた斎藤守也さんのソロもそうですが、広くピアノソロで弾ける、複雑すぎずみんなが取り組めて新しい魅力的な作品というのを、まず自分が弾いて、皆さんにご紹介していきたいなと思っています。

 

アコースティックウェザーリポート 袋井マムゼル

12月10日、アコースティックウェザーリポートのツアー初日に行ってきました。f:id:mimeyama:20191213082811j:image
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ジャズジャパンでインタビューした2枚目、最高の音。絶対生で聴きたい、3月のブルーノート東京まで
待てません。袋井マムゼルへ。

新しいアルバムと1枚目から、そして新曲も。

3人のリズムがとにかく繊細でエネルギーに満ちていて気持ちいい。

フルパワーで則竹裕之さんが叩いてもピアノのクリヤマコトさん負けない存在感と厚み。

ウッドベースの概念を変えてしまうファンキーで味があってシャープな納さんのベース。

ドナリーのメロディラインをウッドベース、もう、凄すぎて。ただの超絶技巧じゃなくて、音のうねりや響きに釘付けです。

音でやりとりしながらじわじわとテンションが高まって。

今夜は名古屋、明日は大阪、

毎日こうして演奏しながら演奏が生き物のように進化していくのでしょうね。

毎日追いかけて全部聴いてみたくなってしまった。

お店のドラムセットで叩く則竹さんを聴くのは久しぶりでしたが、完全に芯まで則竹さんの音。

ピアノトリオで一番ダイナミクスがつけられる楽器は多分ドラムなんですね。ここぞというときの爆発力がもう最高でした。

 

アコースティック・ウェザー・リポート2

アコースティック・ウェザー・リポート2

 
アコースティック・ウェザー・リポート(SACD HYBRID)

アコースティック・ウェザー・リポート(SACD HYBRID)

 

 

YouTube で余韻に浸っています。

 

ジャズジャパン掲載のインタビューもご覧下さい。

私が書いてます。

JAZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.112

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2019/11/25
  • メディア: 雑誌
 

 

https://youtu.be/66J14Fw4nak