山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

TRIX 取材

ジャズジャパンの取材で、TRIX の熊谷徳明さん、AYAKIさんにインタビューしてきました。10月のライブがDVD になりましたからね。

 

ライブ翌日に右足のジストニア発症を公表された熊谷さん。さらにギタリスト菰口さんの脱退も明らかに。ライブが猛烈に楽しく、次のライブ早く行きたいなと思って見に行って目に飛び込んできたこの話。

 

あまりにショックで、ずっと心配していました。でも、騒ぎ立ててもなんのプラスにもならない。1年でも、2年でも、静かにも見守ることがベストだろうと思っていました。

 

取材のメインはDVD について。足の具合について話す趣旨ではなかったので、少し伺った程度ですし、詳細は記事をご覧いただきたいのですが

少しずつ良い方向へ向かっているようでした。

ライブDVD超オススメです。

 

 

TRIX EVOLUTION TOUR FINAL in TOKYO 2016 【DVD】

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TRIX EVOLUTION TOUR FINAL in TOKYO 2016 【Blu-ray】

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ジャズジャパン79号

今月は、

山中千尋

小曽根真

アコースティックウェザーリポート

神保彰ワンマンオーケストラ

と、4本のライブレポートを書きました。

 

山中さんは現代音楽を含み、小曽根さんはノーネームとゲイリーバートン、アコースティックウェザーリポートは元ネタのウェザーのアルバムを全部チェック、神保さんは最近のトリガーシステムやカバーした曲の確認、、、等々、がんばりました。

やはり年末年始は節目となる大きなライブが目白押しでしたね。

 

JAZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.79

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松本圭司トリオ

松本圭司さんトリオを聴きにブルースアレイへ。須藤さん則竹さんのノリストコンビです。
17年前のツアーも行きました。

 

そのときのブログ。

http://mimeyama004.hatenablog.com/entry/20000531/959698800

 セッション505の収録のときの記事も。

http://mimeyama004.hatenablog.com/entry/20000625/961858803

 

あのときもうまかったけど、いまは、そのときよりみなさんずいぶん進化したなぁ。

17年前は普段聴いていたスクェアと比較してピアノトリオが地味に感じた部分がありましたが、いまは地味じゃない。細かい綺麗な線や模様や影が良く見えて楽しい。

 

ドラムのダイナミクスのつけかた、ベースの曲の役割ごとの音の表情、ピアノの分厚いハーモニーと躍動するリズム、陰翳とうれいがらありつつポップな松本圭司オリジナル曲。とにかく冴えてました。元スクェアってことは関係なく素晴らしかった。f:id:mimeyama:20170222234225j:image

8連ちゃんのツアー最終日が今日だそうです。

アルバムのレコーディング終わっていて出る予定だそうです。

 

須藤さんがAメロをベースで弾き、Bメロ松本さん

のパターン良いなぁ。

 

則竹さんの A Day in Blue 久しぶりに聴きましたが、やっぱりいい曲。7拍子で浮遊感と微かな陰りと叙情性があって。最近上原ひろみや、ディメンションだけてなく、インスト系はポップな変拍子が普通になってきているからか、すごく今っぽく感じます。

 

 

小曽根さんに取材

ジャズジャパンで小曽根真さんに取材。

ゲイリーバートンとのツアーについての話その他最近のご活躍いろいろについて。

素晴らしいお話がでて、お疲れだろうし早めに切り上げようと思ったらまた別ネタで盛り上がり。1時間で3時間ぐらいの濃さに。

小曽根さんは、スーパースターながら、とても話しやすいんです。一通りしゃべったら私が合いの手でしゃべるタイミングを無意識?にとって間を空けてくださいます。ラジオパーソナリティの仕事もされていたのだから当然かもしれないけど。お話の内容も深みと思索がありノンフィクション素材として一流のネタ。神です。

 

今回予習のメインとなったアルバム。

 

 

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ディメンションのベスト盤 勝田さん取材

ディメンションのベスト盤が出るので、勝田一樹さんに取材してきました。楽器の試行錯誤、すごいんだなぁ。勝田節炸裂でどこまで文字にしてよいのか頭を抱えておりますが、ザ・サックス次号を是非ご覧ください。

 

勝田さんはものすごく強いオーラを持っていて、お話させていただいたあとは、いつもビシッといい感じに気合いが入ります。

 

こうして聴き直すと改めてディメンションは曲も演奏も、自分たちだけのオリジナリティが突き抜けています。

今回は、とりあえずこのスコアで取材準備しました。 難しくて良くわからないですが、、、今だに。

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ステイシーケント

 

ジャズジャパンで、ジャズシンガーのステイシーケントさんにインタビューしました。

可愛いけれどあまったるくない声、すらりとしたスタイル、キュートなショートカット。お話しは文学的なセンスがあり、明快で、知的で優しくて、ユーモアの感覚もあり。

ステイシー、私のアメリカ人の家庭教師、ミセスギャラントに喋り方がよく似ていました。

どちらもご主人がイギリス人のアメリカ人。肥満大国にいながらヘルシーなライフスタイルが好きで、すらりとしていて、美人で、知的でエレガントで、ショートカット。嫌みがなく、爽やかなんです。

f:id:mimeyama:20170214233544j:image

 

2月14日は9時からブルーノート東京で、ステイシーケントのセカンドショー。かなりリア充のカップルで一杯です。私の隣は、大量に食べまくる女子二人組に、フランス人男子と日本人女子のカップル。微妙な空気。爆  気にしない。
なんという可愛い声、知的な雰囲気。
幸せな気持ちになりました。

T-スクェア 小金井 宮地楽器ホール

スクェアが武蔵小金井に来てくれる‼︎
駆けつけました。爆f:id:mimeyama:20170203195138j:image

トゥルースをボサノバにしたアコースティックアレンジ、やっと聴けました。このメロディをしみじみサックスで聴くのもいいなぁ。

往年の名曲のオンパレード。ダンサシャンブルに宝島、フォーゴトンサガ、オーメンズオブラブ、トラベラーズ、脚線美の誘惑、、マジック。

流れるようなメロディに、刻々と転調するジャジーで絶妙ななコード進行。シンプルだけど脈打つリズム。

これらの名曲、多くのアマチュアがコピーしたことでしょう。私はこのへん、エレクトーンを5年間習い、コピーして、トゥルースとマジックとはドラムを3年習って叩きました。マジックは歌も歌ったことあります。爆

どれも技術的には、それほど難しくない曲なんです。
だけどこの本家本元のスクェアの音の、圧倒的に迫ってくるサウンドはいったい何なんだろう。

細かいこだわりを重ねに重ね、スッキリと仕上げた美しいお城がそびえているような。

しかも懐かしい曲たち、今のスクェアの音なんですよね。微妙なんだけど、確実に。昔とは少しだけ感触が違う。でも好きだったフィルやバッキングやアドリブは大事に残してある。言葉にできない微妙なところがですが、そこが今聴いても、すごいいい。

トラベラーズを聴きながら涙出ちゃいました。

坂東さん超叩きまくりのロック・ペーパー・シザーズ、河野さんのアコピが冴え渡るフォーゴトンサガ、
須藤さんそっくりのパフォーマンスで盛り上げてくれた田中さん(ベースの音は田中スタイルなんだけど、ジャンプや拳を振り上げる細かいタイミングとか。爆)

最近MCも、すごくこなれてきて楽しいし。須藤、和泉なしでも、ちゃんと笑いをとっている!6年前ぐらいは、伊東さんがひとりで奮闘し、笑い取れてなかったときがあり、あちゃーと思っていたけど、須藤さん和泉さんがゲストやら周年記念で一緒に入るうちに、どんどん安藤さんがこなれてきて。昔、本田期にはあんまりしゃべってなかったのがウソのように、ぶっちゃけモードで、伊東安藤のやりとりが、素顔そのままで、楽しいのです。

39年目というのは、やはりそれだけのことはあります。