一度生で聴いてみたかったギタリスト、ウェインクランツ。
来日したのでコットンクラブに行ってきました。
じゃん、と音を出した瞬間から異次元に連れていかれた感じ。
テーマとアドリブの境目があいまいで、ギターはひとりで二人分のラインを弾くことが多く、ドラムは8ビートと16ビートでパワフルかつテクニカル。把握しきれませんが、変拍子や4拍子の中で複雑なアクセント移動多数。その複雑さに一分の迷いもない屈強なリズムセクション。音数はすごく整理されていて把握しやすい。スイングやラテン色はゼロ。インストロック?といったほうがいいのかもしれない、ジャンルレスなスタイル。
ベーシストがまた強力で、冥想しているかのようなパワーが発信されていました。ドラマーも複雑なリズムなのですが手数はほどほど、1音1音が素晴らしく充実した音圧でまったく隙のない心地よいグルーブを刻んでくれました。
いつもはお一人さまですが、今日はお友達のピアノの先生も一緒です。