山本美芽のフュージョン・ダイアリー

音楽ライター山本美芽によるジャズとフュージョンについての取材日記です。

パットメセニー@すみだトリフォニー 2014年10月8日

遅くなってしまいましたが、ユニティバンドの来日公演、初日に行ってきました。

メセニーはかれこれ20年ぐらい、来日公演はほぼ欠かさず行って
います。

最近のメセニーは「ユニティ・バンド」とか「ユニティ・グループ」と
いって、
往年のパット・メセニー・グループとは別のバンドをやっています。

パット・メセニー・グループではピアノが入っていたのですが
最近のユニティ・バンドにはピアニストはいません。
キーボードは入っていますが。

かわりにサックスが入っているんですね。

近年メセニーが取り組んでいるのが「オーケストリオン」。

シンバルやパーカッションなどかなりの数、
それからシンセサイザー、木琴、鉄器などをステージ上に並べて
自動で叩いて鳴らすシステム。これを鳴らしながら
ギターを弾くわけなんです。

2010年のツアーでは、大規模なオーケストリオンの
セットを搬入して、メセニーとオーケストリオンの共演という
形でした。

その後もライブ2回ほど観ましたが、
毎回縮小版のオーケストリオンを持ってきて、半分ぐらいの曲で
使っていました。


今回のコンサートでは、

42弦を張ったメセニーが特注で作ったピカソギターでの演奏に、
ユニティ・バンドで演奏したり、
オーケストリオンを入れたり、
バンドメンバーと1曲ずつデュオコーナーも。

最近の彼の様々なフォーマットの演奏を一気に全部聴けました。


ジャズやフュージョンといっても膨大なアーティストがいて、
月に1〜2度だけライブに通っている私にとって
10年以上も継続して通い続けて聴いているアーティストというと
本当に10組もいませんが
メセニーはそのひとつの大事な存在。

ライブでの演奏が、なにもかも圧倒的に完璧なんですよね。

1音1音の歌い方、バランス、曲の構成、ダイナミクス。
流れていく歌。

ひとつひとつの音が完璧な美術品のようで。


うまい演奏だけなら、膨大に聴いてきましたが・・・


メセニーの達している境地は、うまいとかすごいとか
そんな言葉におさめてしまうことに違和感を感じるような
もっとすごい世界にアクセスしているような
音楽そのものがヨセミテとかアラスカの大自然であるような
ちょっとほかでは味わえないものでした。


新作「KIN()」からの「Rise up」と
往年のメセニーグループの名曲 Have you heard?

が、よかったなぁ〜。

Rise up は、手拍子を入れるんですけど、これが〜また〜
拍子が難しくてわかりません。できなかったな(苦笑)




youtube から拾ってみました。

ピカソギター
http://youtu.be/Wp1wHZfZz9s

Have you heard?
http://youtu.be/ApI-zA6suXE

KIN() リリース時の動画
http://youtu.be/cgUxjhBHN3g

このへん眺めていると1日ぐらいすぐたってしまいそうです。

以下おすすめCD&DVD。

Kin

Kin

オーケストリオン

オーケストリオン

オーケストリオン・プロジェクト [DVD]

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ファースト・サークル

ファースト・サークル

  • アーティスト: パット・メセニー・グループ,ペドロ・アズナール,パット・メセニー,ライル・メイズ,スティーヴ・ロドビー,ポール・ワーティコ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: CD
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