上原ひろみ国際フォーラム聴いてきました。
サイモンフィリップス、アドリアンフェローとのトリオ。
彼女は10年前にもテクニックや作曲能力は今ぐらいありました。今は、休符、沈黙、強弱、メリハリ、繰り返しなどの使い方が素晴らしくなり、マニアックにもなりかねないものが、わかりやすい。
1年前のジャズジャパンでトリオのインタビューしています。このときはアンソニーも元気で来日していました。
猛打や連打は疲れるがピアノアスリートのひろみには難しくはないはず。そこに持っていくまでの展開の組み立てのほうがずっと難しい。その部分が、わかりやすく整理され組み立てられ、個々のアイデアの音楽的な面白さがきちんと伝わってくるのが素晴らしい。
ピアノソロでの音色やタッチのコントロール、素晴らしいレベルに到達。ソロだけでも活動できると思うが、打楽器、メロディ楽器としてピアノのエネルギーを最大化するにはトリオが必要なのかも。
他のジャズミュージシャンとは一味違う組み立てのうまさはサイモンにも感じる。ひろみは、サイモンから吸収した部分もあるのかも。
サイモンのドラムソロ、足で3連符をタタタ タタタと超正確に長い間連打しながら別の拍子?でいろいろ展開したり、休みを入れたり、強弱効果的に使ったり。ストーリー性と正確さが神がかってたサイモンのソロでした。