山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

ブルースアレイでDimensionライブ

ブルースアレイでDimensionのライブ。

三井ホール、年末と聞いたけど、また変わってる。年明けに休めたのか、演奏がすごく新鮮で冴え渡ってる。

むだのないリラックスと集中があり

充実度がものすごい。

 

「30」の曲が中心。

 

30 (Blu-specCD2)

30 (Blu-specCD2)

 

 

mysticEyes あやしい雰囲気いい。プログレ的な決まりごとがスパッときまっていて見事。

Delusionはイントロ、ドラムソロからギターソロにドラムの刻みを入れてアルバムのイントロに。面白い。サックスとキーボードのかけあいがスリリング。

 Dance the dance  淡々としてるが流れが素晴らしくひきこまれる。

An empty dream 小野塚さんのピアノメロがいい。そこにサックスが絡む様子がよくわかって納得。

 

 

ベスト盤からは

 

Brighter in your life. くつろいだ伸びやかな感じが最高

beat#5 増崎さんのギターソロの最後にバスドラム連打がハマりすぎ。

Nudistic 最近2回はこの曲やってなかったと思うけれど、やっぱりこれがないと物足りない。グルーヴがあったかい。

Rise ストリングスの刻みをギターが弾いていたような? 空間を残したアレンジだったような?すごくグルーヴが良かった。

 アンコール 久しぶりにTones。ギターのカッティングがなんだか染みる。

 

改めて、30の曲はかなり構築されていて、演奏が大変なんだろうな。

レコーディングでは作った段階。

今は、ツアー最初の頃より、曲全体、各楽器の流れをより把握してる、洗練、切れ味、

深みのある演奏になっていました。

 

12月9、

 

29日、1月27日と、この期間でこうやって変貌するのを聴くのは本当に面白い。

 

終演後、則竹さんと久しぶりに少しお話しできましたが、

「年末ともまた全然違いました」と伝えたら

「うん、違うでしょう」とにっこり。

 

調子のいい悪いではなく

違う段階にきたというような違い。

私は東京だけしか聞いてないけど、地方も含めて

ツアー毎回で変わっていくのだろうな。

 

ライブ2回目に聴いて「あれ?前と変わってない。もういいや」と思ってしまうアーティストもいないわけじゃない。

 

同じだと飽きてしまう、

先に進まないと自分がつまらない。

かといってクオリティが下がるのはあり得ない。

年々ハードルは高くなるけれど

しんどいけど、そこは譲れない。

 

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昨年はディメンションのお仕事たくさんいただきました。

 

夢中で聴いて必死に書いたけど、まだまだ彼らの音楽の全貌は把握しきれてない。

 

今年はもっともっと詳しくなりたい。

 

 ベスト盤のライナーノーツ

BEST ALBUM「Best of Best 25thAnniversary」 (CD)

BEST ALBUM「Best of Best 25thAnniversary」 (CD)

 

 

 

 

 この号ではインタビュー書いてます。

JAZZ LIFE 2017年 11 月号 [雑誌]

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 こちらはライブレポート。

 

JAZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.90

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