山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

T -スクェアとフィリップ・セス ブルーノート東京

キーボーディストのフィリップ・セスさん。

スクェア日比谷の野音で

90年代に来てくれましたよ。

 

あれ以来かな、生で、聴くの。

 

 

病に倒れた河野啓三さんの代わりにアルバムに参加、そして今週は来日ツアー。

 

 

曲名書きますのでネタバレ注意です。

 

「ホライズン」の曲はまだ私自身が慣れていないけど、コンテンポラリー感? ポップでスッキリしてるけど新しい雰囲気。グルーヴが強力。

 

和泉宏隆さんの曲がやはりキーボードをフィーチャーしていてカッコいいんですよ。河野さんは和泉フレーズを丹念になぞるけど、フィリップは崩します。ブレイク入れたり。これがまたカッコいいんだな。

 

アンコールは

ブリーズアンドユーのフィリップさんソロ

この瞬間にすべてが、凝縮されていました。

 

伊東さんアルト、やっぱり抜けがいい。惚れ惚れ。

 

 

 

斎藤守也ピアノライブ 第3回子どもの命と向き合う チャリティコンサート

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冷たい雨のなか、横浜まで斎藤守也さんのチャリティコンサートへ。

 

子どもホスピス建設のためのイベントです。

昨年は、聞く勇気がなくて来れなかった。

今年は、なんとなく、大丈夫な気がして。

前半は細谷亮太先生のライブトーク。

 

病気のお子さん達を治療されてきた思い。「小児科は儲からない」と繰り返していました。確かに。いまグローバル化で支える側も余裕がない。だから切り捨てられやすい、、、

 

でも、病気とたたかう子ども達を見ると、生きるって何か、私は、とても本質的なことを考えました。

 

講演の途中で、残された時間が少ないとき、楽しい時間を過ごしたい、自分らしく過ごしたい、という思いで透析を拒んで亡くなった18歳の女性の動画を見ました。

 

それって、最後が見えていなくても、もっと大事なことじゃないのかな。

 

生きるって 何なのかな。

 

仕事に勉強に追われて頑張るのも幸せなことかもしれないけど

 

自分らしく過ごすのが人生最後だけなのは違うと思う。

 

生まれから闘病だけで過ごして亡くなるお子さんのことを思うと、私は、何十人分?もの夢をすでにもらってしまったのかもしれない。

なんだか申し訳ない。

 

できることは、やりたいな。

 

大切なことを見失わないようにしたいな。

 

うまく書けないけど、そんなことを考えていました。

 

赤ちゃんたちが無条件の可愛い笑顔と幸せを与えてくれるように、病気の子どもさんは、大切なものを考えさせてくれる貴重な存在。だからこそ、皆で支えたい。

 

そんなことを思いながら始まった後半、守也さんのライブ。「小さい秋見つけた」「彼こそが海賊」「アンダーザシー」演奏はバッチリなんだけど、何故か気持ちが演奏とシンクロできない。多分、、楽しい曲に気持ちが切り替わらない。

 

そこで守也さんは、予定になかったしっとり始まるオリジナル「フォトアルバム」を演奏してくれました。

 

静かなハーモニーのうつりかわり。

語りかけるようなメロディ。

フワッとたちのぼるように広がっていく後半部分。

 

会場の気持ちが、スーッとひとつになるのが目に見えるようでした。

 

悲しい病気、どうすることもできないことはたくさんある。

私の師匠の多喜靖美先生も、いま病気と闘っています。

 

でも、大切な思い出は、どんなことがあっても、

誰にも奪えない。

 

大切なことを見失わないように生きていかなきゃ。

大人になれなかった子どもたちの分も。

病気のお子さんを支えるご両親の分も。

 

「楽しい時間」を作るのは、

ピアノの先生、音楽業界、セミナー講師である

私の出番。

 

なんにもなかった、つまらない日ばかりじゃ

つまらない。

楽しかった日をつくる人になりたい。

楽しかった日をつくる人を助けたい。

 

 

 

「フォトアルバム」のあとは、楽しい曲がきてもしっくりきましたね。

「ゲンコツやまのたぬきさん」がますますブルージーでいい感じ。

 

 

 

音楽の力に、静かに打たれたコンサートでした。

細谷先生のお話、辛い話でしたが、聞いて良かった。

刺さった辛さを守也さんのピアノが溶かしてくれました。

 

 

それにしても予定になかったけど、その場に一番必要とされている曲をとっさに弾く。

プロだから当たり前?

いや、プロだからこそ、クオリティが求められるし、予定していない曲をいきなり弾くのは怖いんじゃないのかな。

聴き手の気持ちをわかっているライブアーティストってこういうのが咄嗟にできるんだな。

 

 

レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード: 童謡アレンジで楽しく学ぶ

レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード: 童謡アレンジで楽しく学ぶ

 
ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

 
MONOLOGUE

MONOLOGUE

 

 



 

 

 

アコースティックウェザーリポートに取材

ジャズジャパンで、
アコースティックウェザーリポートの
インタビューを担当させていただきました。

新作。
もう、アルバム出だしのハイハットだけで
完全にノックアウトされ、そこに
ウッドベースがで、うおーーーーーと
テンションが。
是非ジャズジャパンをご覧ください。

 

斎藤守也「左手のための伴奏形エチュード」刊行記念ライブ

斎藤守也さんの楽譜の刊行記念ライブが神楽坂の音友ホールで行われました。

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最初の左手のための伴奏形メドレー
ベーゼンが
すごい鳴り!!!
鐘の音!?

https://www.instagram.com/p/B4m-QXdFVUh/?igshid=13sk4fp4kuh6c

かなり扱いにくい、友ホールのベーゼンインペリアル。パワーがあって残響長いから響きすぎちゃうんです。でも、それだから出せるピアニッシモのすごさや倍音の豊かさ、爆発的パワーもあり。暴れ馬のインペリアルがどんどん飼い慣らされていき

めちゃくちゃ盛り上がり
モノローグな曲は美しすぎて
もう、引き込まれておりました。
すごい。守也さん!!!

お客様ほぼ満席!
楽譜もすごい勢いで売れていて
業界関係者の方も金曜日の夜なのに沢山来てくださり
ピアノの先生方も平日夜なのに沢山来てくださり

お客様も、みなさん
すごい笑顔で帰られて

こんなにいい形になるなんて。

ウルウルしながら聴いていました。


ムジカノーヴァ編集長、西脇さんと。

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連載中から応援してくださっている古内奈津子先生も

ライブに来てくださいました!

 

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レポートはムジカノーヴァ1月号に執筆いたします。

 

この次の号ですね。

ムジカノーヴァ 2019年12月号

ムジカノーヴァ 2019年12月号

 

 

私は、楽譜にサイン、今日入れていただきました。
今日まで待ってて良かったです。 

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レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード: 童謡アレンジで楽しく学ぶ

レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード: 童謡アレンジで楽しく学ぶ

 

 

 

 

 

ブレハッチ ショパンピアノコンチェルト1.2番

今日は東京芸術劇場で
ブレハッチのショパンピアノコンチェルト1.2番。

本当は今日はオフで家のことをする予定でしたが
弟がチケットを譲ってくれて
行ってきました。

繊細で美しくてはかなくて
ピアノってあんな音がするんだったかしら、、
夢を見ているような気がしました。

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小さき花の音楽会 vol.4 斎藤守也

今日は斎藤守也さんの「小さき花の音楽会」へ。

やっぱり守也さんは音の一粒一粒のエネルギーが凄い、、

ピアノの鳴り具合、

リズムの力、

メロディの造形

 

すごいな、、

 

手拍子も時々サボって
音に集中、ひたすら生音をインプットしてきました。

 

「ハロウィンタウンにようこそ」

転調の嵐にロックに炸裂する感じがたまらない。

童謡も、それぞれ綺麗だったな、、

 

ゲストのタニケンさんのお声もぐっときました。

 

4回目ということもあり、車椅子に乗った障害のあるお子さんがいる会場の雰囲気にも慣れてきて、普通のコンサートみたいに楽しめました。

 

開演前と終演後のナレーションで、
低ーい声のジャックオーランタンが
悪役チックに高笑いしてたのが

ウケました。

 

「音楽は心を解放してくれるもの」と守也さんはMCでおっしゃっていました。

 

 

まさにその通りの時間が流れていた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ディメンション ヒストリックライブ 第3回

ディメンションのライブへ!!

ヒストリックライブ マウントレーニアホール渋谷。


今日はあまりライブでやってなかった曲がたくさん、
ストレートにグイグイ来るリズム
じっとしていられない感じ。
スコーンと抜ける開放感。
めちゃくちゃ鋭く決まるリズム、
気持ちがいい!!
やっぱりディメンション、いい!!

 

アンコールで増崎さん機材トラブル? となった瞬間に、メンバーのテンションが2段階ぐらいビビッと反射的に上がって支えてる様子が印象深かったです。長寿バンドの底力が一瞬にして見えたというか。

 

年末には目黒ブルースアレイジャパンで3DAYS

楽しみにしています。

 

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