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山本美芽のフュージョン・ダイアリー

音楽ライター山本美芽によるジャズとフュージョンについての取材日記です。

ディメンション@2013年12月29日 目黒ブルースアレイ

ディメンションの年末ライブ1日目に行ってきました。毎年恒例のブルースアレイでの年末ライブなんだそうですが、私は、年末年始は子どもも小さいし、帰省もあるので、一度も行ったことがなかったんです。今年はたまたま、29日ならぎりぎり帰省にかからないということで、なんとか家を脱出して行って来ました。

基本的には11月末にSTBで聴いたライブと似た内容でした。それでもブルースアレイのほうがキャパが狭くて天井も低いので、アットホームで親密で、もう、ステージ上のメンバーも、素顔ではないのかもしれないけれど、かなり素顔に近いものをさらけ出してくれていて。たとえばサックスとキーボードのソロが8小節単位で交代していたのがだんだん4小節になっていくところで、ドラムがフレーズを対応させてまた盛り上げていたりとか、ギターとサックスのハモリ具合の音程の微妙な決まり具合が、なんかあれっ? と思ったら増崎さんがチューニングして、もう一度同じ箇所ではバッチリの音程になってたりとか。細かいいろんなやりとりを間近で観て、考えていることなんかも伝わってきたりして。ものすごく演奏も熱くて緻密でしたし、聴きごたえ満点でした。じゃあ先月のSTBのほうがよくなかったの? っていうとそんなことはもちろんなくて、ツアー終盤でしたし、先月のほうが、緻密度完成度はさらに凄いことになっていましたね。それぞれ楽しめました。先月のライブレポートは1月売りのジャズジャパンに載りますので、是非そちらもご覧ください。

終演後にご挨拶に楽屋に伺ったら、「え? 明日来ないの!?」と勝田さんに温かいお言葉を賜り(っていうかひんしゅく?) …どうも、この2日間は、初日は真面目に音楽を、2日目は樽酒を飲んでもう忘年会モードで盛り上がるという、2日間どっちも出席するのが普通でしょ! 的な構成なんですね。初めてなので知りませんでした(爆) 店長の高橋さんが前説をしていたのにもびっくりしたなぁ。いやはや、やっぱりブルースアレイで聴くディメンションは、楽しくて親密でテンション高くて、最高でした。


ツアーでも終盤に演奏していた「22」からの「ハイブロウ」、これほんとにいい曲で、帰ってきてからずっと聴いています。ついでにジャズライフの2009年のインタビューなんかもちょうと今雑誌の整理しているから出てきたりして。この頃から則竹さんがレコーディングでもサポートでも入っているんですけど、この頃から、どんどんディメンション私としてはいい感じに向かっていると思うんですよね。昨年と今でも、今年のほうが、緻密度もあがって、インタープレイの面白さも深まっていて、しかもポップで、さらに音楽的にも新鮮。すごいことです。ま、私などは日本のフュージョン的な様式美に頭がいったん洗脳されているので、そこからの評価だとしたら果たしてそれが正解なのかどうかわかりませんが、私としては、自分が年齢を重ねてマニアックだけどポップな要素も欲しいけどこれまで聴いたものは飽きちゃったし〜的な、非常に我ながら面倒くさい嗜好であるにもかかわらず、大変楽しめる方向に最近、ディメンションの傾向が向かっている気がして、うれしい限りです。

22

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勝田さんのソロアルバムが3月に発売になるそうです。もうすぐ完成だとか。

そうそう、ディメンションのサポートドラムをこの前つとめた平陸くんが今度、高校を卒業するのでアルバムを作ったというチラシをもらいました。天才高校生ドラマーは川口千里ちゃんだけじゃないですよ。陸くんも凄い!