山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

勝田ソロ ブルースアレイジャパン

9月2日勝田一樹ソロライブを聴いてきました。

 

この前のコットンクラブとだいたい同じ曲でした。

It's time, CRoss road,True,Jazzmusic,Get up and go,Long way to go,など、本編は8曲。セカンドソロ「ビジュアライズ」からの曲が中心です。

 

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あのときは映像収録もあったからか、すごく緊張感があったのに対して、きょうはホームグラウンドのブルースアレイ。1曲目から飛ばして、えらく長いソロで盛り上がって。しゃべりもたくさん、勝田さんのぶっちゃけトーク。リラックスして楽しませてもらいました。

 

改めて、勝田さんのサックスの音色、太くてパワーとニュアンスがあって、素晴らしい。さらに則竹、須藤、小野塚のまとまりようが本当にバンドクオリティ。ベースソロやドラムソロの盛り上がりからスッとテーマに戻る感じなんか、たまらないです。

 

小野塚さんは、6月からヤマハのモンタージュという新しいシンセを使っていて、下の段の鍵盤はピアノタッチ、上の段は普通のタッチで少し鍵盤が少ないもの、どちらもモンタージュ。エレキギター、ヴォイスなどの音色のソロも楽しませてもらいました。

 

最初のソロアルバムの頃は、スムース系な感じが若干ありましたが、最近どんどんファンキーな要素や辛口、パワフルな方向に来ています。やっぱりそう来なくちゃ。

 

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この日は勝田さん40代最後のライブ。アンコール前にアルコールを1杯持って登場、車でない則竹さんも一緒に乾杯。お酒が入ったからか、最後に一言、といわれた則竹さんが、

 

「みんなが大好きなカツオちゃんは、僕が守ります」とおっしゃり、みんな大ウケ。これからもこのメンバーで勝田ソロ聴けそうだなと、ほっとしました。

 

 

7月のコットンクラブでのライブレポートを、発売中のジャズジャパンに執筆しています。

 

JAZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.73

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