サックスプレイヤーのユッコミラーさんインタビュー。
栗原すみれ、ヨハンクレメント2台ピアノのライブリポート。
アルバムレビューなどを書いております。
サックスプレイヤーのユッコミラーさんインタビュー。
栗原すみれ、ヨハンクレメント2台ピアノのライブリポート。
アルバムレビューなどを書いております。
朝から日経モーニングプラスという経済番組で生演奏で出演の小曽根真さん。
モーツァルトを弾き始めたとき、
「左手が、動かなかった。例えばモーツァルトによく出てくるドソミソが、最初弾けなかった。そのかわりジャズでよく出てくるブンチャ、ブンチャみたいなのは弾けたんですが。それからいろんなクラシックの曲に挑戦していくことによって、だんだん指が動くようになってきた」
とのこと。
ジャズピアニストの中でも最高峰のテクニックの持ち主であることは、誰もが認めるところなのに、なんと謙虚なご発言。
動かないとはいっても、はたから見たら凄く動いていたに違いありませんが、慣れない動きにやりにくさを感じた、ということなんでしょう。
これは、子どもたちにどんなピアノ教本を与えたら良いのか考えるにあたって、示唆に富む話です。
最近のピアノ教本は、ドソミソ、すなわち
アルベルティバスがバイエルよりも少なめだから
指が動かない場合があります、そこは足していきましょう、とお話ししていますが、それを裏づけるようなお話しでした。
ジャズピアニストとして、クラシックを経験してすることで、左手の動きの引き出しが大幅に増え、表現力が増すメリットがあったと思われます。
とはいえ、子どもの頃ピアノレッスンに行ってドソミソが訓練できるバイエルを与えられた小曽根さんは、大嫌いで、バイエルは捨ててしまい、ピアノもやめてしまいました。
中学生ごろから、またピアノをはじめるのですが。
ドソミソの入ったバイエルをやらせておけば良いわけでもなく。
ジャズを極めた小曽根さんの言葉、重く受け止めたいです。
秋田さん、ずっと聴いてましたがライブは初めて。
ピアノのうまさに絶句しました。
ハーモニーと音色の作り方がすごすぎる‼︎‼︎‼︎‼︎
ドラムのカルタさんも初めてじっくりライブで聴きましたが、引きこまれました。
ゲストのTOKUさんの低音も、いきなり至近距離で聴いて、あまりのステキさに倒れそうになりました。
ジャズジャパンでレポートします。
新作おすすめです。
今日届いたジャズライフの今月号、サックスメーカーのキャノンボールの社長に私がインタビューした原稿が巻頭に載っています。
キャノンボールは1990年代にサックスプレイヤーの社長ご夫妻が起業してはじめたメーカーで、ビッグベルやビンテージシリーズ、ブラックニッケル素材など、とってもユニークな魅力があるんですよね。社長のラウカットさん、とってもフレンドリーで熱心な方でした。
起業ストーリーはきいていてワクワクしますね。
昨日は勝田ソロ、今日はディメンション。
ブルースアレイに連日伺いました。
昨日と3人もミュージシャンが共通しているのだけれど、始まったら、すごく雰囲気が違う。
ディメンションの曲は、約束が多いのですね。良い意味で形式がかっちりしていて、スパッスパッと場面が移り変わる。
ディメンションとしてライブを行うのは、5月以来? リハーサルも当日のみ、久しぶりに音を出す新鮮な感じ、ビリビリ伝わります。次々に展開していく曲想を、聴き手もメンバーも一緒に味わうような感覚でした。
最初は、最近の曲。もちろんかっこいいです。
中盤から、ロストインメイズやジャズシガレット、ブレイクアウトなどの超絶技巧曲。ここが凄かった。ウネウネ複雑なフレーズ、惑わせるようなリズムが、迷路のように面白く、そのあとに来る流れるようなメロディは対照的で、心地よく浄化されるような。音楽的に、ますます深まっている気がします。特にジャズシガレット、ふっと勝田さんが力を抜いて吹いていた部分や、小野塚さんの会心のジャジーなソロ。聞きごたえありました。
終盤は踊れる系、盛り上がり系。
気づいたら3時間ぶっ通し。
あ、ライブが終わってしまう、終わらないで、、、
終わったときに、ああ終わらないで欲しかったと、
悲しいくらいだったのはひさしぶりでした。
25年かけて作りあげてきた楽曲、スタイルは、やはり説得力が凄かったです。
特に昔の石川さん、青木さんのころの曲、則竹さん、川崎さんのリズムセクションが、確実にディメンションの内部に入り込んでいて、曲自体がいい曲になっていると、実感しました。
今日は勝田さんのお誕生日で、50歳になられたんだとか。若すぎるルックスに改めてびっくりですが。
乙女座なんですね。ズバズバ話されるところやアグレッシブなプレイスタイルが印象的だけど、バースデーライブなんて、恥ずかしい‼︎ など繊細さのうかがえる発言は、乙女座らしい。
トークでは、青木智仁さんの思い出話もあり、増崎さんのレコーディングに駆けだしだった勝田さんが呼ばれたとき、青木さんが、「あれ、誰?」「俺が育てるから」みたいなことをおっしゃったんだとか。
10月には、新作「29」が出るそうで、いま、レコーディングは仕上げの真っ最中だそうです。
9月2日勝田一樹ソロライブを聴いてきました。
この前のコットンクラブとだいたい同じ曲でした。
It's time, CRoss road,True,Jazzmusic,Get up and go,Long way to go,など、本編は8曲。セカンドソロ「ビジュアライズ」からの曲が中心です。
あのときは映像収録もあったからか、すごく緊張感があったのに対して、きょうはホームグラウンドのブルースアレイ。1曲目から飛ばして、えらく長いソロで盛り上がって。しゃべりもたくさん、勝田さんのぶっちゃけトーク。リラックスして楽しませてもらいました。
改めて、勝田さんのサックスの音色、太くてパワーとニュアンスがあって、素晴らしい。さらに則竹、須藤、小野塚のまとまりようが本当にバンドクオリティ。ベースソロやドラムソロの盛り上がりからスッとテーマに戻る感じなんか、たまらないです。
小野塚さんは、6月からヤマハのモンタージュという新しいシンセを使っていて、下の段の鍵盤はピアノタッチ、上の段は普通のタッチで少し鍵盤が少ないもの、どちらもモンタージュ。エレキギター、ヴォイスなどの音色のソロも楽しませてもらいました。
最初のソロアルバムの頃は、スムース系な感じが若干ありましたが、最近どんどんファンキーな要素や辛口、パワフルな方向に来ています。やっぱりそう来なくちゃ。
この日は勝田さん40代最後のライブ。アンコール前にアルコールを1杯持って登場、車でない則竹さんも一緒に乾杯。お酒が入ったからか、最後に一言、といわれた則竹さんが、
「みんなが大好きなカツオちゃんは、僕が守ります」とおっしゃり、みんな大ウケ。これからもこのメンバーで勝田ソロ聴けそうだなと、ほっとしました。
7月のコットンクラブでのライブレポートを、発売中のジャズジャパンに執筆しています。
ジャズは聴くの好きです。譜面は読める、コードは簡単なのはわかる。簡単な伴奏づけはできる。セッションに行ってアドリブとかは、できません。ピアノで弾くのは専らクラシック。ジャズやボサノバは譜面通りに弾くだけの「なんちゃって」。
こんな私ですが、フュージョン系から入りジャズのライターとして、専門誌に書かせていただいてます。
ストレートアヘッドなジャズがすごく面白いと思いはじめたのは、ここ数年。
この夏は、コルトレーンをあれこれ聴いてみようと思い、テキストにこちらを購入。
ソロが採譜してあります。
John Coltrane Omnibook: For C Instruments
コードはピアノで弾いて、
メロディは鍵盤ハーモニカで吹いてみよう。
弾くと、新しく回路ができて、聴くのが楽になります。