山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

勝田一樹セッション 本厚木キャビン

 


勝田さんと則竹さん?f:id:mimeyama:20190725232337j:image

駆けつけました。

勝田ソロの曲、グローバーワシントンJr、コルトレーン、Superstitions など

どれも痺れるほどカッコ良かったなぁ、、

 

宮崎裕介さん、坂本竜太さん

初めて聴きましたが、上手くて個性があってエネルギッシュ。

 

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ピアノ鍵盤まつり!レ・フレール with special guest 鍵盤男子

赤坂区民センターでレ・フレールのコンサート

鍵盤男子がゲスト。

 

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もしかしたら

連弾のユニットというのが

ジャンルとして確立しつつあるのかな。

 


相方のシャッフルや乱入、

ジャズフェスティバルでも大好きなんだけど

 


大井さんが圭土さんと弾いた〈クロス第2番〉

ハッとするような歌い方と音色。

 


守也さんが中村さんと弾いた〈サッド・スマイル〉、

メロディが、破壊力ありすぎて

1音聴いたら、ぎゅーっと、来ました。

泣けた。

曲が終わるまで、止まらなくて。

 


なぜ?

守也さんのメロディの歌い方と音色?

中村さんのこの曲の力?

ふたりの演奏のバランス?

 


おそらく、、全てが揃ったから。

 


4人で入り乱れて弾いてくれると、、まあ盛り上がる、

音が厚い、入れ替わりがスリル満点。 

鍵盤男子のお二人のライブは初めてでしたが

すごい才能。

大井さん、ピアノがうまい。うますぎる。

中村さん、魅せる。作曲家と言いつつパフォーマー。

話うまい。

華がある。

二人とも経歴すごいけどキャラが立ってる。

 


本当、盛り上げてくれました。

シーケンサー入れた曲も聴いてみたかったな。

 


で、前半はレ・フレールのみの演奏でしたが

 


冷静に思い出すと、聴きごたえありました。

 


1曲目、〈空へ〉 スカーン! とさわやかなこの曲。軽快に始まりました。あれ? もしかして湿気?  ベーゼンのセミコンならもう少し鳴るはず?

と思っていたら、2曲目〈挑戦者〉の途中からどんどん鳴り始めて。

どんどん引きこまれる。 〈クロス第4番〉!!!

これは手に汗握る。

ライブだとダイナミクスの変化がすごくて

後半、いつもよりすごくフォルテな場所があって

えっ? そう来た? 息をのみました。 〈シャクナンガンピ〉

美しすぎる。風景のよう。

連打のメロディーバッチリ決まった。

 

 

〈Follow me!〉アドリブを手拍子で真似るのが楽しい!! この守也さんパートでお客さんを煽る技、できないけれど、できるようになりたい、、

 


今日みたいなお祭りスタイルは

ジャズやフュージョンでは本当に日常的にあって

誰と誰の組み合わせであの曲、とかの

組み合わせや違いをいつも楽しんでいます。

 


5人のうちひとりプレイヤーが変わるだけでも

全然印象が変わる。

 


連弾で一人変わったら

 


全く別のものに生まれ変わるのは当然。

 


ただそのためには

レフレール  のコピー、

鍵盤男子のコピーではなく

 


オリジナリティのあるプレイヤーでないと

面白くない。

 


そういう楽しみ方が

連弾のジャンルでも出てくる日が

そう遠くはないかもしれません。

 


レフレール  のコピーやってる上手いプレイヤー達には

早くオリジナル曲、オリジナルアレンジ、

オリジナリティ確立に向けて動いて欲しい。

 


次々にピアノデュオがメジャーデビューして

それだけでデュオフェスとかできるようになったら

楽しいだろうな。

 


嬉しい、と繰り返していた鍵盤男子のお二人。

レフレール  の二人も嬉しそうだった。

それを観ているだけで、嬉しくなる。

 


長くライブに通う人生やってると

10年、20年経ってから

あれがターニングポイントだったと

思うライブというのが、ある。

 


今日は、それかもしれない。

 


時間が経たないと、わからないけれど。

 

 

ピアノの先生たち、

続くユニットを、みんなで育てましょう。

 


#レフレール #LesFreres 

#斎藤守也  #斎藤圭土 #sadsmile #cross 

#鍵盤男子 #大井健  #中村匡宏 

#赤坂区民センター

斎藤守也 小さき花の音楽会 vol.3

斉藤守也さんの「小さき花の音楽会 vol.3」へ。
ゲストは、谷本賢一郎さん。


フックブックローの歌を歌っているかたです。

 

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愛知県芸術劇場小ホール 立派な会場!でも最前列にマットエリアがあって、第1回、第2回横浜のあーすプラザと似た構造です。
前半、守也さんソロ
ヤマハのフルコンで聞き応えありました。オニヴァにしても小さき花の詩にしても1音ずつよく鳴ってるー。リズムがいい。最近よく聴いた曲ばかりでしたが、左手の伴奏はこうやってるのか、、と分析モードで聴いていました。
後半、守也さんとタニケンさんの共演。
タニケンさん なんて優しく語りかけてくる声なの、、、(泣)
フックブックローの歌を歌ってくださり
初めてテレビで聴いたときの衝撃が蘇りました。

「おべんとう」という歌では隣の人と手遊びしてしまった(笑)
歌伴の守也さん、、素敵です。初めて拝見しました。
歌の力はすごい。
「幸せなら手を叩こう」、ピアノでメロディを弾いても声にはかなわないな、、、
全部タニケンさんが持っていった感じにはならなくて、それには慎重なプログラムというかバランスがあったのかなと思います。歌手の力ってすごいんだな、、

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でもふと思い出した。
昨年の11月のバリアフリーコンサートで、クリスマスソングをたくさん弾いてくれて、
「SNOW」を雪の模様みたいな照明で聴いて、
響きが素敵で、物語の中に入り込んだような錯覚があって。クリスマスってこんなにロマンチックで胸が踊るものだったのに完全に忘れてた、、自分の忙し過ぎる人生と欲張りすぎる性格が音楽的じゃないかも、どうしてこんな風になっちゃったんだろうと帰りの電車で涙が止まらなかった。それぐらい引き込まれてしまった。、、
というのとは、今日はまた違う、優しさやあったかさに包まれる時間でした。
アンコールのピアノソロ「グローリーモーメント」が染み込んでくるように優しかった。
ピアノソロと、歌が入るのでは、そしてもちろんアーティストによっても違うけど、タニケンさんとのコラボならではの空気感だったということかな。

 

私も細かいこと気にしないで、
タニケンさんみたいにニコニコして歌ってたら、周りの人を少し幸せにできるかな、、
そんな風に思えた素敵な声でした。

 

「心のバリアフリー」と守也さんはプログラムに書いていました。コンサートとしては、障害のある方も参加しやすい、という意味がメインだったと思いますが、

そこにつながるのは、心の余裕みたいなものかな。

いまって、余裕は、なかなか意識して作る、大切にしないと手に入らない気がします。余裕って目に見えないけれど、すごく大切。音楽的になれるかどうかもそこが関係してくる。目に見えない余裕を大切に確保することが、心のバリアフリーにもつながるんじゃないかな、

ギリギリにならないように。

余裕があってこそ、タニケンさんや守也さんが作っていたあの優しい空気感につながるものが出てくるのでは。

 

コンサートの趣旨と合っているかわからないですが、私にとって守也さんのバリアフリーコンサートは、毎回勝手に自分の音楽や生き方を見つめ直す貴重な機会になっています。音楽の本質、生きることの本質みたいなものが見える時間だからかもしれない。


守也さんとタニケンさんは、名古屋の病院でそれぞれ訪問演奏をしていたことで知り合って意気投合して今回の流れになったそうです。

 

いいなぁ。

 


10月にはまた横浜でバリアフリーコンサートがあるそうで。
また行きたいです。

DIMENSION 渋谷マウントレーニアホール 2019年6月25日

Dimensionsのライブへ!
渋谷マウントレーニアホール。

隔月で開催するヒストリック、ライブの第1弾。

 

なんとライブ録音なんだそうで
なかなかの緊張感。
そこから、じわじわ完全燃焼していく感じが新鮮です。

 

私の頭の中には、石川さんとドラムと青木さんのベースのバージョンのディメンションサウンドが、もうどうやっても消せないぐらいに入っていて、
それといまのドラマー則竹さん、ベーシスト二家本さんの音を常に行き来しながら聴いていました。


サウンド全体の作り方もあるのだろうけど、
いまのほうがドラムとベースがバンドに馴染んで一体化してる。いまのディメンションの音に合っている。超絶技巧のフレーズはなんだか生き物みたいな呼吸をしているよう。シンプルな曲は一分の隙もなくあるべきところに何もかもが収まっている完璧な感じ。なんだけど、

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2019年6月9日 レ・フレール 町田市民ホール

6月9日 町田市民ホールでレ・フレールのコンサート

 


圧倒的でした。前回は2月の秦野でしたが、


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あの時より進化?

シャムロック きらびやかだったなぁ。

シャクナンガンピ  完璧な美の世界 名演でした。

クアトロマーノス いい!ドラマチックな作り方。ひきこまれる。

最後のDD ROCKからのピアノの鳴り具合が気持ち良かった。

パワフルさはいつもながら圧巻

さらに

スタインウェイだったからか、高音の繊細な表現が特に印象的でした。

 


守也さんの追っかけ的マニアックな視点では

GYRO の即興バージョンが凄かった、、

即興というと音の並べ方に意識がいきがちなんですが、それより、もっと生き物みたいにうごめいているような、、 後半、静かに始まったSIESTAの冒頭で、思わず声が抑えられなかったお子さんの声がして、

守也さんは視線はそのまま、右手のフレーズを弾き終わった瞬間に親指を立てて「グッジョブ」のサインでお返事?していました。


手拍子で盛り上がる曲もいいし、

繊細で美しいけど、それだけで終わらない、

どこかの世界に連れていかれたような時間があり

 

魂を揺さぶられるとか、彼らのフライヤーに

よく書いてありますけど

本当にそんな感じです。

 

 

レ・フレール バギウギライブ 2019 品川 ザ・グランドホール

レ・フレール バギウギライブ 

品川ザ・グランドホールへ。

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赤ちゃんや幼児連れがいっぱい。

シーンとはしていないけど

音には集中できたし

手元を写すスクリーンがあって

細かい手の動きがバッチリ見えて

オタクモード発動。

あの曲の、あのフレーズの指づかいが

え、そっち⁈

プリモの左手はこうだったのか、、

3の指使ってるか、鳴るな、、 夢中で見ていました。

 


毎年恒例だからか、手際も雰囲気もよくて

家族連れのお母さん達もリラックスしてましたね。普通、子連れコンサートなんてどれだけ神経すり減るか。それなのに、素晴らしい。

 


子ども達が小さかった頃に

来たかったなぁ。

 


ピアノはベーゼンを運んできたのかな。黒鍵盤のあるインペリアル。PAも入れてましたね。

いつもにも増して遊び心を感じる場面がありました。

On y va!で手をパンパンするとき、真上や正面などカメラの方を見ながらカメラ目線でやっていた。

「夢をかなえてドラえもん」で、守也さんがマイクを持って客席に降りてきて、歌ってる子どもたちにマイクを向けていた。

なんか嬉しかった。

 

セットリスト メモりましたがあってるかな、、

For Kids

Cou cou

ルパンⅢ世

 

守也ソロ  こいのぼり(昨年のバギウギのあとインスタに上がっていたブルースアレンジ)

圭土ソロ    A Left Hand Like God

線路は続くよどこまでもブギ

 

夢をかなえてドラえもん

さんぽ

お薬飲めたね

 

 

On y va!

あなたの生まれた日

賛歌

明日へ

《アンコール》

キャトルマンのテーマ

クラブイクスピアリ

https://twitter.com/yamaha_piano_jp/status/1124950664990191616?s=21

 

 

https://www.youtube.com/playlist?list=RD3umHTeWS3as

https://youtu.be/bO-Rku7pAC0

https://youtu.be/3umHTeWS3as

https://youtu.be/lvGBnN1b7vE

https://youtu.be/qVs_uqRiU54