現在、T−スクェア・スーパーバンドのツアーが行われています。
今年のツアーはパンフレットを作るということで、
ツアーパンフの原稿作成のお手伝いをいたしました。
作成にあたっては、メンバー8人と、新しいアルバム「スマイル」のレコーディングのときのお話や、ツアーへの思いなど、ひとりずつ伺いました。
今回は35周年(!)記念のスーパーバンドということで、
現メンバーの安藤正容(まさひろ)さん、伊東たけしさん、
河野啓三さん、坂東慧さん、そして
元メンバーでパーカッショニストの仙波清彦さんや、
元メンバーでベーシストの須藤満さん、
元メンバーでサックス奏者の宮崎隆睦(たかひろ)さん、
そして現在のサポートベースの田中晋吾さんにもお話を伺いました。
こういう機会って本当に貴重なんですよね。
雑誌の取材だと、メンバー全員で1時間とか、メンバーのうち2人ぐらいに1時間とか、そんなもんですから。
私もスクェアのメンバーの方々とはおつきあいが長く、特に安藤さんには定期的にインタビューしているので、もう、いまさら何を聞くんだろうかと いうような気もするんですが、お話しすると、出てくるんですよね。最近ハマっているミュージシャンとか、itunesでいろいろ新しい音楽を探しているとか。
仙波さんは邦楽のお囃子の師匠なので、「わたし昔、雅楽習ってたんです〜。竜笛と鉦鼓を若干」と申し上げたら「ついてたのは誰?」と質問され、「えっと上先生のお弟子さんで」…「飲みに行きましょう」と何度もいっていただき、光栄すぎて冷や汗が(爆)
田中晋吾さんは、パンフレットに書けなかったのですが、LAに1年間留学していたことがあったんだそうです。
食事がとにかく大変だった〜日本食売っているけれどめちゃくちゃ高いし〜という話で、アメリカ生活の苦労で盛り上がり。
でも、ロスでは、音楽学校の先生に「きょうレコーディングの見学あるけど来る?」といったら、スーパースターがドラムを叩いていたとか、素晴らしい出会いがいっぱいあったんだとか。
35年も続いているバンド、私は25年ぐらいリアルタイムで聴いていて
そのうち15年ぐらいはお仕事でおつきあいさせていただき、いろんな思い出がメンバーから出てきて「そうそう、そうでしたねえ」「あのとき、いましたよ、そのライブ!」みたいな話が尽きないんです。
音楽だけでつながっているゆるいつながりなんですが、これだけ長い間共通の思い出を重ねていると、なんだか、家族っぽい感じがしてきます。もちろん私が一方的にそう思っているだけなんですけれど、それはそれでいいんです。
聴き手のほうは、いつでもファンをやめていいわけだし、
いつでもコンサートを欠席してもいい。
それなのに、5年10年20年と、コンサートに通い続けるファンがいるというのが、すごいです。
けっきょくは音楽や演奏に魅力があるからなんですが、すごくかけがえのないものだよなぁ〜と改めて思います。
ツアーにもし行かれる方は、パンフレット、ぜひぜひお買い上げを!!
スクェアのオフィシャルサイトにツアーパンフの表紙が載っています。
2500円です。サイトでは買えませんがご紹介まで。
http://www.tsquare.jp/free/index.html
10月には「野音であそぶ」、これもスクェアの恒例行事なんですけど
予定されているそうです。台風直撃で中止になったりとか、いろんな
思い出があります。
- アーティスト: T-SQUARE SUPER BAND
- 出版社/メーカー: ヴィレッジ・レコード
- 発売日: 2013/04/24
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