山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

守也とピアノでモリヤがろう!Vol.1 斎藤守也クリスマスライブ


斎藤守也さんの配信ライブ。

毎年恒例のクリスマスライブが、配信で行われました。
どこでやるのかなあと思って画面を見ていたら

 

あっ、、、

 


神楽坂のザ・グリーだ!

 

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先月も行きました

 

 

ヴィンテージのスタインウェイの音が
めちゃめちゃ美しい
美しすぎる!!!!

火曜は、明るく光る粒みたいな音

今日は、、、星かなぁ
もう少し繊細な輝き、、

特にきれいだったのは「SHINE」でした。

ピアノからあんな音がすることにほんとにいつも驚かされてしまう。
ただ音がきれいなだけじゃなくて、そのきれいな音で描かれる世界に吸いこまれます。

 

無観客はちょっとやりにくいのかなと思っていましたが、1人で演奏に集中できている感じがあり、Eagleの即興で後半、とっても左手を細かく伴奏パターンを弾きながら右手が即興するところでは聞いたことのないようなジャジーなところもあって。こういうのもっと聞きたいなぁと思いました。

 

終盤の盛り上がりコーナー、本当に配信スタッフ以外は誰もいないところで、手拍子を自分で始めながらOn y va! に入る。

 

頭の中で、お客さんがいるのを想像しながらおうち練習しているような風にも見えました。そして、弾いているうちに、頭の中にいる想像のお客さんがどんどんしっかりしたものになって、、本当のライブでお客さんがいるのと同じような感じにどんどんなっていきました。

 

私はiPadを見ながら、一生懸命手拍子をしていました。してもしなくても良いのだけど、やっぱり手拍子したくなる。

配信ライブは、レコーディングとライブの中間にあるものと思います。その場でのダイレクトな手ごたえはアーティストの届かないんだけれど、

後でコメントを寄せたりすることができて。コンサートでもアンケートに感想を書いたりはできるけれども、ネットのコメントがじわじわと集まっていく感覚は多分アンケートとはまた違う充実感があるんじゃないかと。

 

行きたくても会場に行けないお客さんはたくさんいます。ライブ弱者と言っていますが。女性は子育てしたり地方だったりするとほんとに全然いけなくなります。私もそうだったから。

そんなライブ弱者も配信は参加できるのです。

配信の試みはライブ、レコーディングと並ぶもう一つの活動の3本の柱として定着できるように、ささやかながら応援していきたいです。

 

火曜日も聴いた「ハッピークリスマス」が、また違った親密さで、語りかけてきます。

しみじみ、心に沁みました。

 

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