レ・フレールのコンサートに。
楽しい時間はあっという間。
先日の立川とは違って、今日はPAもなく、本当に生音でした。クラシックに適した素晴らしい音のホール。
守也さん圭土さんそれぞれのタッチがよくわかって、やっぱり生音は良い。ピアニストふたりで、音色や歌い方やリズムの感じが違うんですよね。
だけど、手拍子入るとなかなか聴くのが大変。特に盛り上がってすごい手拍子になったりすると。
オペラシティでオケの真ん前とかブルーノート東京のディメンションとか、
音圧がすごいコンサートに最近行っていて、耳が甘やかされていたから? コンサートが進むにつれだんだん細かいところが聴けるようになり、耳も慣れました。不思議な感じ。お客様も拍手のボリュームを調整していたのかも。
手拍子しながら皆で盛り上がる。ああ、無観客でも配信でもない、アーティストも私も、皆もここにいる、、、落ち着きます。
2019年秋に出したアルバムのリリースツアーがコロナで延期になり、1年以上が経過して、やっと迎えたコンサート。
ディズニーのアルバムは、元気に華やかな曲はもちろん盛り上がりますし、「みんな猫になりたいのさ」などジャジーな曲目がわりとあって、クールですごく良いなと再確認。
終盤ヒートアップしてくると、守也さんはマスクが苦しそうで、熱演の合間にマスクをとり、ぜーはーと呼吸。両足を浮かせてリズムをずっととっているんですから!あれは大変だと思う‼︎
エネルギーが伝わりました。
守也さんソロは「いつかの空」「小さき花の詩」「ノートルダムの鐘」。ノートルダムの鐘が格好良くて!ドラマチックで、ぎゅっと胸が締め付けられるような痛みのある曲です。
ベーゼンで生音の連弾は久しぶりでした。
ベーゼンも残響長いし、ホールも残響長いし。
最後の「賛歌」は教会みたいにピアノが豊かに鳴っていました。久しぶりの感触。
アーティストの感じるビートに意識を重ねて、キラキラした音に包まれ、音を聴く時間がとにかく幸せでした。