山本美芽の音楽ライター日誌

アーティストの取材執筆記録です。

記憶を呼び起こすスイッチのような楽曲の数々 斎藤守也「ストーリーズ」

 

 

STORIES

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  • アーティスト:斎藤守也
  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: CD
 

 

 兄弟ピアノデュオユニットとして活動するレ・フレールの兄、斎藤守也によるピアノソロ作品。内面に向き合うような前作「モノローグ」とはまた気分を変えて、今回は彼自身の多彩な音楽性をそのまま表現したかのように、楽曲がカラフルに並んでいる。


 キラキラとしたピアノの高音を使った曲がいくつかある。①「カルーセル」は懐かしいアンティークのガラス細工のような風合い。⑧「風花」は少し華やかに動きを持って。④「SHINE」は淡々と刻むパターンが鼓動のようでもあり、悲しみと不安に寄り添うかのよう。
 メロディを中音域で歌う楽曲もある。②「いつかの空」は、空を見上げたときに、ふとこみあげる気持ちがうまく投影されている。⑪「野暮天ブルース」は、淡々とした和風なブルース。情けない自分を笑い飛ばしたい、そんな気分。⑨「CITY BLUE」と⑩「IN THE RAIN」は、80年代のシティ・ポップスのごとき憂いがあってエレガント。これらのメロディアスな楽曲は、歌詞をつけたらポップスにもなりそうな気がするが、それをピアノ曲として完成させているところが斎藤守也ならでは。聴きどころでもある。


 クラシカルな③「COLZA」は、ベートーヴェンやシューマンを思わせるハーモニーに、自由な歌い方で、ルクセンブルクでクラシックの修行をしていた彼のバックグラウンドが表れている。


 アルバム最後に大曲が3つ。⑫「SHINRA」は輝かしい黒鍵グリッサンドで幕を開け、日本の民謡的なリズムに、和風なハーモニーでピアノを鳴らし、うねりのような不思議なサウンドは圧巻。⑬「BANDIDO-踊る影‐」は、若き日にスペインを訪れたときの印象や出来事を描いたもので、エキゾチックにはじまり、劇的に展開していく。なんと1曲10分という大作だが一気に聴かせる。終曲「一本道」はフォークギターのようにピアノが爽やかなリズムを刻み、ベーゼンドルファーインペリアルの音がまばゆく広がる。

 


 タイトルの通り、聴いていると、自分の記憶の中からさまざまな風景や思い出がよみがえってくる。おそらく、記憶を呼び起こすためのスイッチのようなものが曲に仕掛けてあるのだろう。曲の世界を思い描きながら、じっくりと聴かせてもらっている。

 

(山本美芽)

 

 

 

吉田兄弟 配信ライブ 2020年7月10日

吉田兄弟 初配信ライブ~三味線だけの世界
2020年7月10日(金)

 吉田良一郎(津軽三味線) 吉田健一(津軽三味線)


 三味線の兄弟ユニットで長年活躍してきた吉田兄弟。レ・フレールとのコラボがきっかけで演奏を聴き、あまりの音楽性の高さと、超絶なテクニックと、強力なグルーブ、エネルギーとメッセージに満ちた楽曲に魅了されていた。2020年7月10日に、配信ライブで初ライブ。

 いつもステージでは遠くから見ていたので、演奏する二人の顔をアップで観たのは初めてだった。もちろん写真では見ているが、演奏する姿を間近で見るとイメージが湧く。兄の良一郎と弟の健一。

 冒頭、良一郎が弾く姿は腰がどっしりと据わっていて安定しているのだけど、湧き出すグルーブ感で肩や腕のあたりが踊っているように見える。もう見た目が熱い。隣にいる健一は、ずっと力が抜けているように見えて、クール。でも音は良一郎に負けずに熱い。

 2月のライブが最後で、5か月ぶり。「久しぶりにやってもちゃんと合った」との話。これだけ脂ののった現役の時期に半年近く舞台を踏めずにいたとは、なんともったいないことだろうか。配信の機会があったことを改めて貴重に感じる。

 彼らの魅力はなんといってもビート感でありグルーブ。シンプルな8分音符を刻んでいるだけでも、背中がぞくっとするような気持ち良さがある。
 リズムが正確というレベルが地面にあるとしたら、はるかかなたの空を飛ぶようなレベルか。時間の上を点と点で刻んでいくのが音楽というアートのひとつの形だが、その切り取り方、タイミングの取り方のアートな境地が、もう、たまらない。
 時折、すごくファンクビート的というか16分ビートのようなうねりを感じて、それは私が普段聴いている日本のフュージョンと近いものを感じる。日本の伝統的な一瞬を切り取る「間」の美しさ、あるいは脈々と続く鼓動、それらを現代的なセンスで聴かせてくれるのだ。時折掛け声が入るのが、また良いアクセントとなる。

 三味線は、弦を弾くだけでなくて胴にバチを打ち付けたときに太鼓みたいなカツーン!バシーッ!というような余韻がする。おそらく「サワリ」というのだが、途中、ひとりずつソロで弾く場面で、特にこのサワリのコントロールが強調する音にだけついている様子がよくわかった。繊細な音の造形の素晴らしいこと。詩情豊かな味わいも堪能した。

 

 無観客の配信ライブは、一発録りレコーディング的な部分がある。録画が残ってしまうから無茶はできない、でもやはり構成はライブだから、演奏していくうちに内側からテンションが上がってエンディングへ向かっていく。演奏では、クールに完成された美しさを追求する部分と熱くエネルギーを伝える部分がせめぎあっていて、冷たすぎても面白くないし、熱くなりすぎると崩れる。

 その瀬戸際を追求しているギリギリな感じが、この配信ライブでも伝わってきた。もともとの演奏力の安定して高いところに、まず良一郎がテンションを上げ熱くなり、健一も徐々に熱くなりる。ふたりの相互作用的に音の熱気、「間」の鋭さが高まり冴える様子に、こちらも手に汗握った。

もしかして配信だからダイレクトに細かい部分がわかって楽しめた部分も大きかったのかもしれない。
 
 とにかくもっと彼らの音を聴きたくなった、そんな時間だった。


 演奏曲目 配信をメモしたものなので間違いや抜けがありましたらご容赦ください。

 

 たんと節
 鼓動
 AIYA
 月光(健一ソロ)
 時雨(良一郎ソロ)
 百花繚乱
 デュアル
 津軽じょんがら節
 

 アンコール

 

 モダン  

 

 

THE YOSHIDA BROTHERS

THE YOSHIDA BROTHERS

 
全国ツアー2006「飛翔」実況完全録音盤

全国ツアー2006「飛翔」実況完全録音盤

  • アーティスト:吉田兄弟
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: CD
 

 

小曽根さんライブ配信で得たもの

53日間の小曽根真さん連続ライブ配信が終わりました。

ジャズだけでなくあらゆるジャンルを演奏して感動させるその驚異的なアーティストとしての高み、

そして気さくな雰囲気、優しく遊び心があり、リーダーシップのあるお人柄、

奥様の女優、神野三鈴さんの素晴らしいプロデュースとサポート。

このあたりは多方面で既に語られています。

 

私がさらに感じたことを、ふたつ。

 

ピアノにはさまざまな可能性があります。

ソロでもビッグバンドでもデュエットでも。


小曽根さんが「今日はどのキーでいこうかな」とおっしゃっているのが印象に残っていて、好きな鍵盤の場所で気分に合わせて、好きな調性で弾けたら楽しいなと改めて思っています。

 

実は日本のクラシックの音楽教育では、9才以前に移調の練習をすると絶対音感が消える説があり、さまざまなキー(調)で弾かせることがそれほど行われていません。ジャズを始める、となったらもちろん12のキーで弾くわけですが。


しかし小曽根さんの今回のライブ配信を聴いて、いろんなキーで弾けたらどんなに楽しいだろうと改めて思いました。

 

私は、ジャズは楽譜をなぞるだけでしたら少しは弾けますが、即興はあまり得意でもないし、移調は苦手です。

 

でもお勉強というより、楽しそうだから、まず自分がやってみたいなと思っています。

 

そしてもうひとつ得たこと。


私は長年コンサートに通いながらエネルギーをいただくばかりで、アーティストに何の恩返しもできないことを、ちょっとだけ寂しく思っていました。

 

しかし今回、リスナーのコメントに小曽根さんがエネルギーをもらっているとお知らせくださり、そこがとても嬉しかった。

 

どんなに素晴らしいフレーズを弾けたとしてもそれを聴いていいねと思ってくれるリスナーがいないと意味がないというお話をラジオでなさっていました。

 

まさに今回の配信で、そこが見える化されたことに大きな意義を感じ、小曽根さんファミリーに参加している一体感が最高でした。

 

最終回、オーチャードホールでは音声トラブルのあとお詫びをする小曽根さんに、三鈴さんが「大丈夫、そんなことを気にする家族じゃない」とおっしゃっていました。

コメントを書きながら、泣いたり笑ったりしながら配信に参加した53日間。

家族、という三鈴さんのことばがリアリティを持って響いてきて、音楽の可能性、ライブ配信の可能性として心に残りました。

 

もちろん生のライブに勝るものはないけれど、

物理的にコンサートに行ける人は限られています。

地方在住、子育てや介護、身体が不自由、さまざまな理由でコンサートに行けない人はたくさんいます。

CDとライブの真ん中に位置する新しい形として有料ライブ配信が普及してほしい。そのための大きな布石になる出来事だったと思います。スマホ越しでもライブの感動は伝わるのです。

 

 

 

 

斎藤守也さん新作「ストーリーズ」から、《いつかの空》


斎藤守也(from レ・フレール) 5月20日リリース ソロ・ピアノ・アルバム『STORIES』introduction

今日は斎藤守也さんが湘南ビーチFMに出演されたので聴いていました。

新しいアルバム「ストーリーズ」のお話になり、「いつかの空」という曲について。

空を見ていると泣けてしまうことがある、歳のせい? とお話になっていました。

 

ああ、そうなんだ、、、

 

うちのベランダはとても空が良く見える。

わたしも家事をしながら、

散歩しながら、

空を見ています。

 

 

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空はつねに表情を変えていきます。

雲は同じ形は、ない。

光も同じ光は、ない。

いつも、その日の空はその日だけ。

 

空を見ても、ただ気持ちがいいなとか、どんよりしてるなとか

思うだけの日もある。

 

なぜか、泣けてしまう日もある。

 

どうしてなのか、

泣けてしまうことが前より増えていて

なんでなんだろうとずっと思っていた。

おかげさまで、毎日楽しく過ごしているんです。

それなのに。

 

 

自分が年を重ねるにつれて、1年、1年、

時間がたつことの意味合いや、

さまざまなものごとの移り変わりがゆっくりと、

長いスパンで見えるようになってきたから、

前よりも、時間の感じ方が変わってきている。

1年がとても短いような気がするし

2分間がとても長いような気もするし

1日が長いような、短いような。

意識の濃さが長さの感じ方になっているのかも。

そんな自分の思いや都合は関係なく、音もたてずに時間はひたすら流れて

後悔することがあっても、もうそれは過去になっていくだけで

そのこともなんだかせつなくて、

ふと、いろんな出来事を思い出したときに、

あれから半年、1年たった、あれから10年たったと、数字を数えて驚くこともある。

 

当然、自分も年を取るし

子どもも大きくなる。

それなのに自分は、いつになっても失敗ばかりで、成長してない。

成長してないで劣化してるだけじゃないのか。

 

それでも、時間は一瞬も止まらない、

大切な人たちがいて、大切な音楽があるから

それに支えられて、自分も支えて、歩いていくしかない、

漠然とそんなちょっと切ないような感じがあって

いま言葉にすると長くなったけれど

空を見るとそんな思いが、瞬間的に塊のように胸をしめつけてくることがある。

 

「いつかの空」を聴くと、ああ、私だけじゃない、、のかな? それって、

と、錯覚して、少しほっとする。

 

そんなふうに、作曲家のストーリーを起点に

また自分のストーリー思い描きながら

アルバムを聴いています。

 

楽譜が出たら弾いてみたいです。「いつかの空」。

左手がすごく難しそうなのですが、音をなぞるだけでも。

 

いつかの空

いつかの空

  • 斎藤守也
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

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  • アーティスト:斎藤守也
  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: CD
 

 



 

小曽根さんリビングルーム、ロスにはならない

小曽根さんのリビングルームからのFacebook
ライブ配信、
5月31日に終わってからの「ロス」への不安を心配する声が目に入ります。

私は、少しは寂しいと思いますが、
きっと乗り越えられる気がしています。

理由は、

ゆっくり音楽を聴く時間がないと思っていたけど、小曽根さんのライブ配信を聴くために、なんとか時間を捻出できていました。
自分のために1日1回好きな音楽を聴く時間がとれるんです。

そして、小曽根さんの演奏を毎日聴いているうちに、
以前には気づかなかったことがたくさん聞こえるようになってきました。

プロの音楽評論家でもライブは年間150回行けば多い方ではないでしょうか。私は子どもがいるので年間50回ぐらいで、自慢にもなりませんが、
小曽根さんのリビングルームを全部聴いたら、私のライブ1年分ぐらいにはなります。それだけの量を聴くと、聞こえ方は変わります。

もうひとつ、ひとり好きなアーティストを徹底的に聴くと、自分の中に軸ができます。他のアーティスト、他の楽器を聴くときに、記憶の中にある小曽根さんとの比較をしながら聴くことで、普遍的なことと、人によって違うことが見えてきます。ますます聴くのが面白くなるのです。

毎日配信を楽しみにしながら
私の心の中には、リビングルームができました。

目を閉じると、Welcome to our livingroom! という小曽根さんの声が聞こえてきます。

毎日毎日続けてくださる演奏を
楽しみにしながら聴くことで生まれた
大切なリビングルームです。

これを大切に自分で育てる、
ライブ配信のアーカイブを見直したり
好きな曲を聞き直したり
知らない曲を聴いてみたり
そんな時間を毎日大切に作っていこうと思っています。

動画配信される音楽が支えになる


OUCHI DE JIMBO #2


斎藤守也(from レ・フレール) 5月20日リリース ソロ・ピアノ・アルバム『STORIES』introduction

 

 

 


Welcome to Our Living Room #40

ピアニスト小曽根真さんのライブ配信は昨夜で、40日目。

1日だけ息子の勉強をみるのでパスしましたが

それ以外はほぼリアルタイムで聴いています。

 

小曽根さんだけで40時間聴いたことになる。

スマホを通して聴いた小曽根さんの音で

緊急事態宣言に至るまで不安ではりつめていた何かが

いつのまにか深呼吸してリラックス。

毎日、聴けば聴くほど、いつもの自分になっていきました。

 

スイングのリズムに心がほぐされる。

バラードのピアニッシモに何かが溶けていくような感覚。

ラテンのリズムに思わず体が動いている。

ハーモニーのうつろいに、いまスマホのイヤホンで自宅で聴いていることさえも忘れてしまう。

 

奥様の女優、神野三鈴さんとのほのぼのとしたご夫婦の会話に、

猫ちゃんたちが自由に絡んできて、

猫ちゃんを見る小曽根さんのまなざしが、また優しい。

アットホームなリラックスした表情での演奏。

サロンコンサートを5000人だったり8000人で観ているという不思議な、かけがえのない経験。

 

自粛生活そのものにも慣れてきて、

まあ、仕方ないよねと淡々と毎日を過ごせる感じになっていって、小曽根さんが

夜9時になると当たり前のように毎晩ピアノを弾いて下さる。

どんどん普通に呼吸ができる。普通に眠れるようになっていきました。

それほどダメージ受けていたつもりもなかったけれど

やっぱり、小曽根さんの配信が始まってからは、身体が楽になりました。

 

ドラマーの神保彰さんも、連日発信をしてくださっています。

 

ワンマンオーケストラで日々新たなプログラミングを作り、今日はこれができましたと、その日の成果を動画にして発信してくださる。

コツコツと毎日つくっていくその様子をリアルタイムで感じられます。

神保さんってこういうふうに創作活動をしているのだなと。

先日はライブ配信のコンサートがあり、音がモノラルだったことが判明、

そのあとステレオにすべく試行錯誤していらっしゃいます。

何か新しいことをはじめると問題が起きるのは当然のことで

それをひとつひとつ解決したり、解決に時間がかかったりしながらも

だんだん軌道にのせていく感じがこれまたリアルタイムに見られるわけです。

神保さんのビートを浴びているだけでも気持ちがぎゅっと上向きになりますし

こうした、予期せぬ出来事に対応していく姿も素敵です。

 

 

ゴールデンウィークには、ピアニストの斎藤守也さんが

インスタのストーリーズを毎日配信してくださいました。

24時間で消えてしまう1-2分の動画。

On y va! の音を聴いたときよくわからないけど

涙が止まらなくて、

スマホ越しなのに、いったい何なのだろうと不思議になりました。

ライブアーティストってこういうことなのでしょう。

もちろん「うまい」のだけど、

それ以上に、音でエネルギーを伝える力がある。

 

守也さんは連休が終わってからもストーリーズで演奏をまめにあげてくださっていて

観た日は、いいことがあった気分になります。

昨日のストーリーズは、ベット・ミドラーの 「ザ・ローズ」を演奏されたあとに

日本語の歌詞が丁寧に動画にしてあって

正直、読んでいてほろ苦かった。

 もはや立派な大人の年齢になったのに、
いつになってもうまくいかないな、だめだな自分…
そんな部分に語りかけてくる歌詞でした。
 
動画の表現。
 
アーティストのみなさんの創造性、芸術性に
触れられる素晴らしい時間が
 
休みなくご飯を作り子どもたちの面倒をみながら仕事も続けて家にこもる日々、
 
時々、イラっとして爆発しそうになってしまう私を正気に戻してくれる。
 
これらの音楽があるから、持ちこたえていられる実感があります。
 
アーティストの皆様には、どれだけ感謝しても、しきれない。
 
いただいたエネルギーで、家族に笑顔で美味しいご飯を作る、仕事を通じて読者にポジティブなエネルギーを送るのは、できるかもしれません。
 
音楽は贅沢品ではなくて、生きていくために必要なもの。
色々なことが起こって頑張って、すり減った心への栄養。
それをこれほどまでに実感したことはない、そんな日々です。
 
 そんなこんなしているうちに、緊急事態宣言も解除の話が出て、
出口が見えてきました。
 
桜の季節も終わって、我が家のバラが満開です。
 
 
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小曽根さんにリクエストを

小曽根さんに初めてコメントでリクエスト送ったら

たくさんの方がいいねをコメントにつけてくださり

三鈴さんに取り上げていただき
すぐ弾いてくださいました。びっくり!
月光ソナタから始まるすごいアレンジです。

ずっとたくさんの方がリクエストされていて
数日前に「あ、弾いてくれる?」と思ったら
違う曲になり、まだ演奏されていなかったので。

「お母さんには昼も夜もなく休みもない」ということで母の日スペシャルな選曲として送ったのでした。

自粛の間、ずっと毎日小曽根さんを聴いて
心に栄養もらってるから
どよーんとなってない。

それだけでも素晴らしいのに
母の日にナイトアンドデイをリクエストして
弾いてもらったなんて。

いつも、アーティストからたくさんもらってばかり
何ひとつ返せない。

別の人に返せば良いのだと思います。

小曽根さんが毎晩陽気に語りかけてくださるのを
思い出して、

エンドレスなご飯作りにも負けず、

家の中で朝から元気に機嫌のいいお母さんでいられるように。

くたびれたときは
ナイトアンドデイを歌ってみようかな。

 

 

なぜ小曽根さんはあんなに前向きで元気なのか、
きっとそれは音楽があるから。

音楽で自分が元気になれば
音楽が効かない人にも何かプラスが送れるはず。

 

 

https://youtu.be/xxl5k8_iWLk